J.スピースがまさかの予選落ち… マスターズ王者に何があった？
2015年5月9日（土）午後2:46
ザ・プレーヤーズ チャンピオンシップは現地時間8日に予選ラウンドを終え、通算8アンダーまでスコアを伸ばしたジェリー・ケリー、ケビン・ナの2人が後続に2打差をつけてトップに立った。そんな中、ツアー屈指の実力者たちが首位から5打差以内に37人がつける大混戦についていけず、まさかの予選落ちを喫している。
世界一有名のパー3（17番）を要する難コース、TPCソーグラスの罠にはまり、決勝ラウンド進出を逃したビッグネームは、マスターズ王者のジョーダン・スピース、同大会2位のジャスティン・ローズのほか、2007年大会覇者フィル・ミケルソン、ベルンハルト・ランガー、リー・ウェストウッド、ジェイソン・デイ…。
とくにスピースは、今季12試合の出場で優勝2回を含むトップ10入り7回と驚異的とも言える安定感を誇っていただけに、103位タイでの予選落ちはファンに驚きを与えている。そんなスピースの現状について、元世界ランクNo.1のデビッド・デュバルが解説した。
「スピースがアメリカのNo.1プレーヤーであることは間違いありません。なのでアメリカの記者たちが大勢集まって不調の原因を聞きたがるのです。残念ながら今週はいいプレーができませんでした。世界ランクで1位や2位の選手は悪いプレーをしてはいけないと見られていますが、それは不可能です。スピースは目指している目標を明確にしています。世界でNo.1になりたいと言ったので、そのことについていつまでも聞かれるでしょう。きちんと質問に答えている姿勢は素晴らしいです。いつかその目標が達成されるといいですが、今週はダメでした。全米オープンで達成されるといいですね」
デュバルは、ハードなスケジュールをこなしているうえ、現No.1のローリー・マキロイと比較され続ける21歳の立場を擁護。初出場だった昨年のマスターズで2位タイに入ると、今季のオーガスタでさっそくその雪辱を果たしてみせた米国若手旗手にも、何をやってもうまくいかないときもある。休養を挟んできっちりと気持ちを切り替えてプレーする姿が見たいものだ。
5月9日放送 LIVE FROM TPCより
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