フェデックスカップ王者ビリー・ホーシェル流の“駆け引き”とは?
2015年3月20日(金)午後4:09
昨シーズン、米男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦 BMWチャンピオンシップを制すると、勢いそのままに最終戦のザ ツアーチャンピオンシップでも優勝を果たしたビリー・ホーシェル。見事にフェデックスカップ王者となった28歳だが、今シーズンは10試合に出場して、トップ25に入ったのがわずか1回と、ぱっとしない成績に終わっている。
ウェイストマネジメントフェニックスオープン で同組のB.ワトソン(右)と談笑するB.ホーシェル(左)。(写真提供:Getty Images)
しかし、“口"の方は滑らかだ。ホーシェルは以前と同じようにボールに向かって叫び、キャディ、同伴競技者、ルールオフィシャル、ギャラリー、そしてメディアとの対話を楽しんでいる。自らを「根っからのおしゃべり好き」と呼び、今週開催されているアーノルド・パーマー インビテーショナル presented by マスターカードの第1ラウンドで、同じペアとなったブラント・スネデカーとはバスケットボールや家族について、ヘンリック・ステンソンにはスケジュールやフェデックスカップ王者となった後の生活にどう対処したかを聞いたようだ。
ホーシェルにとって5時間近いラウンドで、誰かと話すことは集中力の持続やエネルギーを蓄える秘訣となっている。その一方で最終日に優勝争いをしている時、会話を好まない相手にわざと話しかけることが、ホーシェル流の“駆け引き"。
そう聞くと、かつてジャック・ニクラウスに煙たがられた、リー・トレビノを思い出す人もいるだろう。自分流の駆け引きについて、堂々と話すところもまたホーシェルらしいと言えるが、今週はその絶妙な“駆け引き"を楽しむフェデックスカップ王者を見ることができるだろうか?
3月20日放送 ゴルフセントラルより
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