去年にタイガーウッズを抜き、ザ・メモリアルトーナメント史上最年少優勝を挙げた松山英樹。ロースコア続出となった大会初日、ホストを務めるジャック・ニクラウスの記録であるディフェンディング・チャンピオンとしての第1ラウンド最少スコアを更新。ニクラウスが1978年にマークした「67」を3打も上回る「64」を叩き出したのだ。

3アンダーで9番パー4を迎えた松山は、第2打目をピンそばに寄せて華麗にバーディを奪取。後半11番でもバーディを重ねると、そこから圧巻の4連続バーディを披露した。14番パー4でも2打目をピンから1メートル強に寄せるなど、精度の高いアプローチがポールポジション獲得につながった。

米国Golf Channel解説者のブランデル・シャンブリーは、松山が測り知れない才能の持ち主とされる根拠をこう分析する。

まず、ストローク・ゲインド・ティー・トゥ・グリーンでローリー・マキロイに次ぐ2位となっていることに触れ「フェアウェイやグリーンの正しい落とし所を捉え、たとえフェアウェイを外しても、いい角度からグリーンを狙える位置につけていることを意味する」と指摘。

さらに今季ツアー最多イーグル数（13回）を記録していることについて、その理由を「高くストレートなショットを武器に、残り50ヤードと250ヤードの間から打ってピンに寄せた距離の平均で誰にも負けていない」と説明。マキロイのヘッドスピードが最大54.5メートルであるのに対し、松山は51メートルと劣っているが「パワーやスピン量で劣る点をショットの精度の高さで補っている」とそのプレーの正確性を称えた。

2000年大会では第1ラウンドで「68」を記録したタイガー・ウッズが優勝を果たした。大会新の「64」をマークした松山がここからどのようにプレーするか、今後の展開から目が離せない。

6月5日放送 ゴルフセントラルより

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開催地、オハイオ州ダブリンで生まれ育ったジャック・ニクラウスがホストを務めるビッグトーナメント。昨年大会では、松山英樹が相性の良い18番で行われたプレーオフを制し、PGAツアー本格参戦1年目にして見事ビッグタイトルを手にした。初のディフェンディングチャンピオンとして挑む今大会に注目だ！

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