2014年海外メジャープレイバック「リッキー・ファウラーが打ち立てた知られざる大記録とは?」
2015年1月3日(土)午前3:09
圧倒的な飛距離を武器にババ・ワトソンが逆転で自身2度目の優勝を飾ったマスターズ。
男女同一コースによる二週連続開催で注目を集めた全米オープンではマーティン・カイマーが初日から首位を守りきる完全優勝。難コース「パインハーストNo.2」を相手に通算9アンダー、2位に8打差をつける圧勝だった。
全英オープンではローリー・マキロイが初日から単独首位を守り抜く完全勝利でメジャー3勝目を飾った。
接戦となった全米プロゴルフ選手権では通算16アンダーでローリー・マキロイが逃げ切り、全英オープンに続くメジャー連続優勝を成し遂げた。
そんな昨年のメジャー大会を振り返る上で、リッキー・ファウラーの存在を忘れられない。
2005年タイガー・ウッズ以来、史上3人目の大記録
昨年のファウラーはメジャー大会で常に優勝争いに絡む活躍を見せた。惜しくもメジャー初制覇を果たすことは出来なかったが、ジャック・ニクラス、タイガー・ウッズに次ぐ史上3人目となる同一年度の4大メジャー全てでトップ5入りという大記録を打ち立てた。4大会の平均スコアではあのマキロイをも上回る。
マスターズ 5位T(-2)
全米オープン 2位T(-1)
全英オープン 2位T(-15)
全米プロゴルフ選手権 3位T(-14)
マキロイとのライバル関係
中でも全英オープンがトップと2打差、全米プロゴルフ選手権はトップと4打差と、メジャー優勝まであと一歩のところだった。その二大会で制したのがマキロイだ。
全米プロゴルフ選手権終了後にファウラーは「(惜しい試合が続く中で)今回だけは、初めて胸が傷んだ。勝ちたかった・・・。」と言い残したのが印象的だ。
そんなファラーに対して優勝したマキロイは大会終了後にこうツイートした。
"your day is coming. Very soon! Great fight out there, let’s hope for many more battles in future!"
「君の優勝は近い。すぐそこだ!(今週は)熾烈な戦いだった。これからも君とのたくさんの闘いを楽しみにしている。」
その後、9月のライダーカップでは両チームのエースとして戦った二人。
名実共にアメリカを代表するプレーヤーとなったファウラー、世界No.1としてヨーロッパを牽引するマキロイ。2015年も彼らの戦いが楽しみだ。
ブッチ・ハーモンの存在
2012年の「ウェルズファーゴ チャンピオンシップ」でPGAツアー初勝利を挙げたファウラーだったが、2013年は未勝利に終わり、FEDEXカップランキングも38位と低迷していた。
そして2014年、新たなスイングコーチにブッチ・ハーモン氏を迎えスイング改造に着手。
シーズン序盤は結果が出ない日が続いたが、2月の「WGCアクセンチュアマッチプレー」で3位になると、その後はメジャー大会を中心に結果を残し、FEDEXカップランキングでは自身最高となる9位でシーズンを終え、最新の世界ランキングでは10位と見事ブレイクを果たした。
ところが、2013-14シーズンの主要スタッツを見ると目立った成績ではないことに驚く。
平均スコア:70.172(30位)
ドライビングディスタンス:297.5(33位)
FWキープ率:59.93%(108位)
パーオン率:64.51%(100位)
ストロークゲインドトータル:+0.706(35位)
また、トップ10入りが10回(ツアー4位)であるにも関わらず、実は予選落ちが7回もある。そして、興味深いのはトップ10入りの大会がメジャー4大会、WGC2大会、プレーオフ3大会、ほか1大会であることだ。
このことからもメジャーを含めビッグトーナメントへ照準を合わせていたことが予想できる。
「4つのメジャーで結果を残すことが今年(2014年)の目標。他の試合の結果は正直なところ気にしていない。」とシーズン中にコメントしていたファウラー。
優勝こそならなかったが、メジャーへの強い気持ちが確実に結果として表れた一年だった。メジャー優勝をあと一歩のところで逃した悔しさとその経験はきっと2015年に活かされるはず。
悲願のメジャー初制覇なるか!?2015年のリッキー・ファウラーに注目したい。
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