強風に襲われるテキサス 午前スタートで午後スタートで…
2015年3月28日(土)午後4:07
ゴルフは時として自然との戦いとなることがある。例えば、ザ ホンダ クラシックでは、強風が選手たちを襲い、大会3日目には雷を伴う豪雨がトーナメントの予定を狂わせた。
今週、テキサス州で開催されているバレロテキサスオープンでも、初日には午前中、そして2日目は午後に強風が選手たちを悩ませた。PGAツアーでは不公平がないように、予選ラウンドでは第1ラウンドが午前中のスタートなら、第2ラウンドでは午後にプレーするようにペアリングされている。しかし、時として今大会のような天候に見舞われると、半数の選手が36ホールを通じて強風の中でプレーし、もう半数の選手は恵まれた気候の中でプレーすることとなってしまうことがある。
(写真提供:Getty Images)
その影響は予選を通過した75名のうち、初日の午前中にティーオフした選手が22名しかいない数字からも明らかだ。グリーン上のボールが止まらないほどの強風が吹き荒れ、競技を中断するべきだったとの声が上がっている。
ジョン・ピーターソン
「順延すべきだった。途中からゴルフどころではないぐらいの、ひどい風だったからね。30分毎に、グリーン周りに競技委員が来て『注意するように』と言うぐらいだった。でも、この人数でスケジュールに進めるには仕方なかったのかもしれない」
ジム・フューリック
「9ホールを終えた時点で、(同組だった)ダスティン・ジョンソンと『ツーサムだからゆっくりと回れるね』と言われたが、その時はリーダーボードを見ても、イーブンパーで回ってる選手すらいなかった。後にスタートした選手には6アンダーを出した選手もいるのに、午前中にスタートした選手はトップ15に一人も入っていなかった。もちろん、これは仕方のないことだが、運がなかったと言うしかない」
マット・クーチャー
「PGAツアーも不公平がないように、初日が早いスタートなら2日目は遅いスタートにしてくれているが、たまに運が悪いと今週のようになる」
初日午前中にスタートした選手の平均ストロークが2日目を終わって全体よりプラス7.17。午後にスタートした選手はプラス3.96と3打以上の差がついている。また、マーティン・カイマー(82-80)、ジェフ・オギルビー(82-80)、グラハム・デラート(82-77)といった実力者たちが2ラウンドトータルの自己ワースト記録を叩いてしまったことからも、初日の午前スタートがどれだけ難しかったかを物語っている。
その中で、決勝ラウンドを単独トップで迎えるのはジミー・ウォーカー。会場に自宅から通っているウォーカーは、このコースを知っており、週末も風が強まる予報だが有利な状況にある。。
果たして、自然を味方につけて大会を制するのは一体誰だろうか。
3月28日放送 ゴルフセントラルより
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