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「今季トップ10入り7回でも優勝が無いのは悔しい」ザ・メモリアルトーナメントメディアデーに出席した松山、狙うは大会連覇！

2015年5月21日（木）午前0:12

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松山英樹

日本人史上4人目となるPGAツアー優勝の快挙を成し遂げてからまもなく一年。

現地時間5月19日、初優勝を飾った「ミュアフィールドヴィレッジGC」に松山英樹の姿があった。

約一年ぶりに訪れた思い出の地にはジャック・ニクラウスやタイガー・ウッズら歴代優勝者と並んで“HIDEKI MATSUYAMA 275"というプレートが刻まれていた。

【ミュアフィールドヴィレッジGC メインエントランスに設置されたプレート】

松山英樹が現地時間6月4?7日に開催される「ザ・メモリアルトーナメント」のメディアデーに出席。2週後に迫ったディフェンディング・チャンピオンとして臨むトーナメントに向けた意気込みを語った。

ザ・メモリアルトーナメントの前年優勝者という以上に、PGAツアー参戦2年目で現在FEDEX CUPランキング9位、ワールドランキング14位と世界の強豪と肩を並べる日本から来た若者に対して現地メディアから熱い視線が注がれた。

思い出の地に1年ぶりに帰った来た感想を問われた松山は「ディフェンディング・チャンピオンとして戻って来れることは凄く嬉しいこと。2連覇できるように頑張りたいと思う」とはっきりと“連覇"という目標を口にした。

そして、アメリカでの初勝利が日本のゴルフファンにとってどんな意味があるかと聞かれると「小さい頃、丸山茂樹さんがPGAツアーで優勝して、こっちの世界に来たいと思うようになった。僕が優勝したことによって、今のジュニアたちがアメリカツアーを目指してくれたら凄く嬉しいなと思います」と、日本の子供たちに勇気を与えたいと話した。

今季はトップ10入りが7回と抜群の安定感を誇るも、2勝目がないことについては「凄く悔しい。1打差の試合が3回もあるけど、そこで優勝できないということはまだまだ自分の力がないということ。2週間でしっかり練習して、ここに照準を合わせたい」と今大会にかける意気込みを力強く語っている。

また、ジャック・ニクラウスのコースで米ツアー初勝利を挙げたことに対して、「ここで優勝したことよって凄く自分に自信がついた。でも今シーズンはなかなか優勝出来なくて自信を無くしつつあるので・・・・、またこのコースで自信を取り戻したい」と会見場を和ませる一面も。

舞台となるミュアフィールドヴィレッジGCは「相性が良いとは思っていない」と話すも「フェアウェイが少し広くて、セカンドショットで狙っていく精度が大事だから、このコースは僕にとってプレーしやすい」と手ごたえを持っている様子。しかし、初めて王者として大会に乗り込むことは「ギャラリーの方からの見られ方も変わるので、そこでいいプレーをしなければいけないというプレッシャーはある」と今の心境を明かした。

今季が米ツアー本格参戦2年目となる松山。現地ファンとの繋がりや、英語について問われると「もっともっと（英語が）喋れて、（会見が）通訳さんなしでできるのが一番いいと思うけど、ちょっと頭が悪いのか分からないですけど、覚えれないので、もっともっと勉強しなければいけない」と冗談交じりにコメント。さらに、年齢の若いプロゴルファーとして日頃の楽しみを聞かれると「ゴルフをしている時が一番楽しいかもしれない」と笑顔で述べ、集まった記者たちを笑わせていた。

いよいよ2週間後に迫ったザ・メモリアルトーナメント。昨季よりひと回りもふた回りも大きくなった松山には、ディフェンディングチャンピオンとして堂々たるプレーを見せて欲しいところだ。

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