単独首位で最終日へ J.デイがメジャー初制覇へ「最高のゴルフを」 J.スピースとの最終組は「エキサイティングなラウンドになる」
2013年11月22日(金)午前10:00
米男子ツアーの今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権が現地時間15日にウィスコンシン州のウィッスリング ストレイツを舞台に順延となっていた第2ラウンドと第3ラウンドの競技を終了。ジェイソン・デイ(豪)が通算15アンダーまでスコアを伸ばし悲願のメジャー初制覇に王手をかけた。
第2ラウンドをトップと2打差の単独2位でスタートしたデイは、スタートの5ホールを3バーディ、2ボギーでプレーすると9番で1つ伸ばして前半を2アンダーで折り返す。後半に入り11番でイーグルを奪うなど14番までの5ホールで5ストローク伸ばすと、15番パー4ではダブルボギーを喫したものの17番パー3で約8メートルを沈めてバーディ。1イーグル、8バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの内容でホールアウト。「今日はとても良いラウンドだった。いくつかミスはあったが、全体的に精度の高いアイアンショットが多く、ドライバーショットは絶好調だった。パッティングにも満足している」とプレーを振り返った。
最終日は、これまで届きそうで届かなかったメジャータイトルに向けての1日となる。同組は今季メジャー3勝目を狙うジョーダン・スピース(米)に決定。「ローズかスピースどちらと最終日を回るか分からなかったが、スピースとなった。エキサイティングなラウンドになると思うから楽しみだ」と話し「残り1日、自分をプッシュして最高のゴルフを出来るように努力したい」と意気込みを語った。
そのデイを2打差で追う単独2位にはスピース。前半は1番のバーディ1つにとどまったものの、バックナインで猛チャージ。11番からと16番からの2度に渡って3連続バーディを奪うと、18ホールを通じてボギーはなし。7アンダー65と完璧なラウンドで、史上3人目の同一シーズンメジャー3勝を射程圏内に捉えた。
通算12アンダーの3位タイにジャスティン・ローズ(英)とブレンダン・グレイス(南ア)。前回ウィストリング・ストレイツで今大会が行われた2010年覇者のマーティン・カイマー(独)が通算11アンダー単独5位につけている。初日単独首位のダスティン・ジョンソン(米)は4アンダー68で回り、通算9アンダー8位タイで最終日に逆転を狙う。
27位タイから出た世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(英)が1イーグル、6バーディ、4ボギーの4アンダー68でラウンドし、通算6アンダー17位タイに浮上。フィル・ミケルソン(米)は、キャリアメジャー最多となる9バーディを奪う猛チャージで、6アンダー66をマークし、通算5アンダー24位タイとなっている。
一方、暫定89位タイから第2ラウンドを再開したタイガー・ウッズ(米)は、スコアを伸ばすことができず、通算4オーバー90位タイで予選ラウンド敗退となっている。