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石川、プレーオフシリーズ第2戦進出に向けて好スタートも｢良かったのはドライバーだけ」　最終ホールのダブルボギーを悔やむ

2012年6月11日（月）午後0:50

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石川遼

　米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦ザ・バークレイズが現地時間27日、ニュージャージー州のプレーン・フィールドCCを舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。石川遼が2アンダー68で回り、トップと3打差の18位タイ発進となった。

　フェデックスカップ・ポイントランキング124位と滑りこみでプレーオフシリーズ出場を決めた石川。この日は、12番パー5でバーディを奪った後の14番でボギーを叩いたが、16番パー5でフェアウェイ右から放った第3打差が直接カップインしてイーグル。これで勢いに乗り、バックナインでは4番から連続バーディを奪ったものの、最終9番パー4で落とし穴が。グリーン奥からの3打目のアプローチに失敗すると、約2メートルのボギーパットも決まらず。トップと1打差につけていただけに痛恨のダブルボギーとなったが、1イーグル、3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーとまずまずの内容でプレーオフシリーズ第2戦進出に向けて好スタートを切った。

　大会前に「アンダーパーで回れれば悪くない」と話していたが、この日は有言実行の2アンダー。「ショットがあまり良くなくて、チャンスもなかったがラッキーも結構あった。最終ホールはセカンドがフライヤーして止まらずに、3打目はラインが悪かったが、ボギーに抑えたかった」と18番でのダブルボギーを悔やんだ。

　一方で、今季の課題となっていたフェアウェイキープ率は64.29％とまずまずの数字。しかし「良かったのはドライバーだけ」と話し「もう少し全体的に修正しなきゃいけないのかなと思う」と明日以降への課題を口にした。それでも「イーグルで気が楽になった」とも話した石川。プレーオフシリーズ第2戦進出に向けては今の順位をキープすることが求められるが「もう少し良い状態で明日プレーしたい」と課題を修正してさらなる上位を目指す。

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　一方、アウトスタートの松山英樹は3番から連続バーディを奪うも、5番パー4でダブルボギーを叩き貯金を吐き出すと、イーブンパーで折り返した後半は14番からの連続ボギーで一時2オーバーに。それでも、最終18番では約9メートルを沈めるなど上がり3ホールを3連続バーディで締めて、6バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1アンダー69で32位タイにつけている。

　リーダーボードのトップには世界ランキングNo.4のバッバ・ワトソン（米）、トニー・フィナう（米）、カミロ・ビジェガス（コロンビア）、スペンサー・レビン（米）が並んだ。インスタートのワトソンは、最初の13ホールで7バーディを奪取。上がり4ホールで2ボギーを喫したものの、5アンダー65と好スコアを叩きだした。

　トップと1打差の5位タイにはジェイソン・ダフナー（米）ら5人、石川と同じ18位タイには世界ランキングNo.3のジェイソン・デイ（豪）、リッキー・ファウラー（米）、フィル・ミケルソン（米）、パトリック・リード（米）、ジム・フューリック（米）らビッグネームが並んでいる。

　初の年間王者を目指す世界No.1のジョーダン・スピース（米）はまさかの大叩き。インスタートの前半はノーボギーの2アンダーで折り返したものの、後半は1バーディ、5ボギー、1ダブルボギーで40ストロークと大失速。4オーバー74は5月のザ・プレーヤーズ選手権以降最低のスコアで、95位タイと2日目に巻き返しが必要となっている。