【中間速報】強風のムービングデー、40代ベテランに飛ばし屋たちが待ったを掛けるか!?
2013年5月30日(木)午後2:32
目まぐるしく変わる全英オープンらしい天候により、スタート時間で有利不利が出た予選ラウンド。2013年以来の全英制覇を狙うフィル・ミケルソンが通算10アンダーでトップに立った。
ジェイソン・デイ、ローリー・マキロイ、ジョーダン・スピース、ババ・ワトソン、ダスティン・ジョンソン、リッキー・ファウラーら世界トップランカーたちは予選ラウンド二日目、天候に恵まれず我慢のゴルフを強いられながらも決勝へと駒を進めた。
パワーゲームが主流となる近代ゴルフにおいて、コースコンディションの変化や雨・強風への対応能力などが求められる全英オープンでは飛距離以上にベテランの経験が活かされる部分が多いかもしれない。
1位 P.ミケルソン(46歳)、2位 H.ステンソン(40歳)、3位 S.ケルドセン(41歳)、5位 Z.ジョンソン(40歳)と予選ラウンド上位5名中、4名はいずれも40代となった。
そんなベテラン勢に待ったを掛けるのがJ.デイら世界ランク上位者たちだ。ムービングデーの大会三日目、昨日より風が強まる中、1オーバーの41位タイからスタートしたデイは300Yを超える持ち前の飛距離を武器に異次元のゴルフを展開。前半9ホールを4バーディ、ノーボギーと完ぺきなゴルフで一気にアンダーパーグループに入ってきた。
時折、10m/sを超える海から横殴りの風が吹くなど、昨日よりも風が強くなっている大会三日目。リンクスコース特有の読めない風を相手に上位のベテラン勢がどのようなゴルフを見せてくれるのか楽しみだ。対するデイ、マキロイら飛距離を武器に世界トップランカーたちがどこまでスコアを伸ばしてくるのか。
また、9月30日に開幕する米国選抜対欧州選抜対抗戦「ライダーカップ」に向けて、リンクスコースを得意とする欧州勢を相手にK.ブラッドリー、T.フィナウら米国の若手の活躍にも期待したい。
三日目のスティンプメーターは9.5mと遅いようにも思えるが、強風を考慮してのセッティングのようだ。
解説の佐藤信人プロは「天気の運・不運と明暗がわかれた予選ラウンド。厳しい天候の中、耐えて予選を通過したマキロイやファウラー、デイが決勝ラウンドに入ってどこまで上位陣を追い詰めるか。彼らのアグレッシブなゴルフが楽しみです。」と決勝ラウンドの見どころを語る。
ベテランか、ロングヒッターか、何が起こるかわからない全英オープン。ムービングデーから目が離せない。
ゴルフネットワークは引き続き大会三日目の模様を全組ホールアウトまで完全生中継でお送りします。(最大延長早朝6時まで)
【大会三日目 注目組のスタート時間】(日本時間)
21:40 R.マキロイ、キム・キョンテ
22:10 D.ジョンソン、F.モリナリ
22:40 S.ガルシア、A.ジョンストン
23:00 T.フィナウ、Z.ジョンソン
23:10 K.ブラッドリー、S.ケルドセン
23:20 H.ステンソン、P.ミケルソン
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全英オープンゴルフ選手権放送予定
3日目 7月16日(土) 午後6:00?深夜3:30※最大延長翌午前6:00まで
最終日 7月17日(日) 午後5:00?深夜3:00※最大延長翌午前7:00まで
写真提供:Getty Images