「全然、体調はいい感じ。先週は練習もやってたんですけど、試合の時にやるような練習ではなく、軽く毎日続けていたという感じですね」

2週前のノーザントラスト オープンでは左手首にテーピングを巻いてプレー、さらに前週のザ ホンダ クラシックを急遽欠場と、ビッグトーナメントのWGC-キャデラックチャンピオンシップを前にやや心配な松山英樹だったが、そんなことを全く感じさせない、いつもと同じ淡々とした口調でインタビューに応じた。

（写真提供:Getty Images）

事実、練習ラウンドではテーピングは巻いておらず、ツアー公式サイトが選ぶパワーランキング（優勝予想）でも堂々の4位。まさに優勝候補の一角として、日本のみならず、現地の観衆もそのプレーに注目する。

「コースは数か所（昨年から）変わってるところがあって、難しくなったなと感じる」と舞台となるトランプナショナル・ドラール・ブルーモンスターコースの印象を語った松山。さらに「風次第なところもありますけど、風がなくても難しいコースなのに、風が吹いたらとんでもないコースになってしまう。それはみんな同じだと思うけど、1打1打無駄のないように打っていかないと、こういうコースでは大変だなというイメージはありますね」と、同じフロリダで開催されたザ ホンダ クラシックでも多くの選手を悩ませた強風にも警戒を強めた。

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同大会が開催されたPGAナショナル チャンピオンコースの名物が終盤3連続の難関ホール“ベアトラップ"とするならば、トランプナショナル・ドラール・ブルーモンスターコースの名物は18番の“ブルーモンスター"。左には大きな池が広がる、米ツアー屈指の難ホールだが「フェアウェイにいけば完璧ですよね。左が池で、右もダメとなると置きにくいですけど、4日間を通してフェアウェイをキープできれば最高です」と話し、攻略の鍵はティーショットにあるようだ。

昨年優勝したパトリック・リードのスコアは通算4アンダー。アンダパーをマークしたのは、わずか3選手ということからも、このコースの難易度は想像に難しくない。キーとなるホールを聞かれた松山は「どことも言えない。全ホール難しいので」と苦笑い。「ロングホールは（バーディを）取りたいなと思うんですけど、ティーショット、セカンドで良いところにつけられないと、バーディチャンスになるようなグリーンではないと思うので、ショットというのは鍵となってくる」と分析し「オーバーを打たなければ100点。最低でもパープレーで回れるように頑張っていきたい」と目標を語った。

松山英樹は「青き怪物」を攻略し、WGC日本勢初制覇の栄冠をつかむことができるだろうか。

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WGC-キャデラックチャンピオンシップは全ラウンドをダイジェスト放送！

世界ランキング上位者のみが出場出来るWGCシリーズ。開催コースのトランプナショナル・ドラール・ブルーモンスターコースは、昨年大会前に、設計家ギル・ハンスによる大改修が行われ、14ホールに池が絡む、巨大モンスターにパワーアップ。タイガー・ウッズをはじめとする、今大会を得意とするプレーヤー達も手を焼いた。日本から松山英樹が参戦！日本人初となる世界ゴルフ選手権制覇なるか?!

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