ロイヤル・リバプールからの現地リポート 7月18日号
2014年12月18日(木)午後6:27
全英オープン会場のロイヤル・リバプールGCからの現地リポート?7月18日(木)?
参りました!・・・全英オープンとは思えない日差しです。イングランドで日焼けすることなんてないだろうとタカをくくって日焼け止めを持参しなかったことを後悔しています。私の顔はみじめなほど真っ赤です。インタビューをする時、日本人選手の皆さん、笑いをこらえるのに必死だったのではないかと心配です。
木曜日は一日中太陽が照り付けていて 雲ひとつない青空ではありませんでしたが、ひんやりする風がほどよく吹いていて助かりました。
今日は、一日のほとんどをクラブハウスの近くで過ごしました。
日本人選手の練習風景を撮影したり、インタビューをしたりと、本当に忙しい一日。
クラブハウスの前には小さなパッティンググリーンがあります。
パッティンググリーンが、なぜ3番ホールのフェアウエイ沿いにあるのか不思議に思っていたのですが 実は3番ホールは、ロイヤル・リバプールのメンバー達にとってのスタートホールとの事でした。なるほどそういうことだったのかと思いました。
初日もたくさんのギャラリーで賑わいましたが、予想を上回るほどの数ではありませんでした。
18番ホールには7000人を収容できる巨大な観客席があります。
最もグリーンに近い場所は予約席。私は予約席ではない場所で小林正則選手のプレーを見ることができました。
ちょうど午前11時くらいでしたが、ギャラリースタンドはほぼガラガラでした。
でも数時間後、タイガー・ウッズが18番にやってくる頃には、予約席ではないところに座ろうと席が空くのを待つギャラリーが長い列を作る程。
おそらく最終日は、早朝からスタンドはギャラリーで埋め尽くされることでしょう。
下の写真は宿泊先からコースまで、私の今週の通勤路です。
毎朝かもめに起こされ、7時半にはバンに乗ってホテルを出発。
リバプールの町を抜けて、MERSEY川を渡り、ロイヤル・リバプール・ゴルフクラブに到着します。
リバプールで最も注目したのは、私達の目覚まし時計とかもめの鳴き声。
海が近いことを教えてくれる なんともいえない心地良いサウンドは、リバプールの町のどこにいても朝から晩まで聞こえてきます。
私達を乗せたバンは、町の中心を抜けてMERSEY川を渡るKINGSWAYトンネルへ。
リバプールの中心部の近くに橋はなく、あるのはトンネルだけ。
トンネルを抜けるとわりと殺風景な景色が待っています。
まもなく建物の数が減って行き、道路を木が縁取りますがその風景がつづくのは一瞬で、広々とした自然の大地を抜けるとウエストカービーの町。
ニックネームでもおなじみのように、ロイヤル・リバプールはホイレイクという町に位置します。
ちなみにホイレイクはジョン・レノンの最初の妻、シンシアさんの出身地でもありますが、コースのすぐ南はウエストカービーであることから毎日このルートでコースに通っています。
ウエストカービーは古風で趣のある小さな街で、イングランドではよく見られる赤レンガの家が 並んでいます。
まもなくバンは、ウエストカービーの町の中へ。
イングランドの伝統的な建築様式の建物がかわいらしいウエストカービーの町を、一層引き立てています。
ロイヤル・リバプールからすぐのところにあるウエストカービーのダウンタウンでは、昼間からたくさんの人達がバーに集まり 全英オープンパーティでかなり盛り上がっています。
夜は言うまでもなく大変なお祭り騒ぎで、ちょっとした騒動が起きても不思議ではない雰囲気があります。
私達はまだ彼らと一緒に飲んでいませんが、アメリカに戻る前に必ず寄ってみたいと思います。
今週イングランドにいるという実感がそれほどわかないのはなぜか考えてみました。
それは、赤レンガの家や町並みを除き、見るもの全てがアメリカを思わせるからです。
フリーウエイ、高架道路、ショッピングセンターなどはほとんどアメリカと一緒です。注意してみないと 異国にいるというのを忘れてしまうほどです。
そんな時は、気持ちに余裕を持ってゆっくりと周りを見渡します。すると、ちょっとした景色やモノが、ここはイングランドなんだと教えてくれます。
そして私の心は再びときめくのでした。
松山英樹選手、小田孔明選手、塚田好宣選手がスリーアンダーと、ニッポン勢3人がトップテンにつける幸先いいスタートとなった今年の全英オープン。
金曜日も「お疲れ様でした。たくさんバーディをとれましたね!」とインタビューできることを祈って・・・
みなさんも引き続き一緒に応援していきましょう!
「全英オープンゴルフ選手権」放送日時
2日目:7月18日(金)午後5:00?翌朝4:00
3日目:7月19日(土)午後6:00?翌朝4:00 (※3日目最大延長 翌午前6:30まで)
最終日:7月20日(日)午後7:00?翌朝4:00 (※最終日最大延長 翌午前7:00まで)
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07/15(火)午前08:30? 連日放送
筆者:トム・グレゴリッチ
ゴルフチャンネルのアソシエイト・プロデューサー。
スポーツと旅行をこよなく愛し、第2の故郷、日本・アメリカ・スペイン・メキシコで暮らした経験をもつ。
ゴルフのほかにもサッカ?と野球の大ファン。頑張れタイガース!