レッスン

真剣に上達したいゴルファーへの競技ゴルフのすすめ

2015年4月2日（木）午後5:59

ゴルフが上達したいなら、競技ゴルフに出るべきと多くのプロや上級者は口にします。
真剣に練習していてもなかなか上達しないゴルフですが、短期間で上達する人は早くから競技に出ている人が少なくないようです。

今回は、競技ゴルフで上達する理由を紹介します。

競技ゴルフとプライベートラウンドの違い

例えば、1m幅のコンクリートの橋があるとします。
橋が低ければ、その上を歩くのは、ほとんど誰もが問題なく出来ます。しかし、橋が10mの高さにあると、とたんに足がすくんでしまい同じように歩けなくなる人が大半でしょう。

それと同じように、人間はプレッシャーがかかると、それまで出来ていたプレーが難しくなります。
ゴルフでは、アベレージゴルファーでもプロのトーナメントであっても、同じ問題が起こります。強いプレッシャーの中でいつもと同じようなプレーが出来るのが、より上手いプレーヤーといえるでしょう。

競技ゴルフとプライベートラウンドの違いは、そのプレッシャーの強さの違いです。

エンジョイゴルファーでも、いつものゴルフよりも大きめのコンペに出たほうが緊張するもの。緊張感の中で、どれだけのプレーが出来るかが、本当の実力につながるのです。

緊張感のある環境で、一打の重みを知る

ひとつのミスから、ズルズルと大きく崩れた経験はありませんか？
誰にでもある大叩きの経験ですが、緊張感の高まる競技でのゴルフでは、そんなミスも起こりやすくなります。

特に自分が苦手としている状況で、それらは起こりやすくなります。
「上手くできるかな…」という不安から、より緊張し、肩や腕に力が入ります。

例えばドライバーが苦手な人が狭いホールにきたり、バンカーが苦手な人がアゴが高く、深いバンカーに入れてしまったり、パッティングが苦手な人が、下りの傾斜のきついパットを残した時などです。
スコアの途中経過を考えると、余計に緊張が高まります。「さっきもダブルボギーだったし、どうしてもここはボギー以内で収めたい」などと考えると、さらにプレッシャーがかかるのです。

しかし、緊張状態のなかで、良いプレーができたら、それが自信につながり、次からのプレーに活きてきます。プレッシャーに強くなるには、自分をより強い緊張に身をおくことが大事なのです。

さらに、緊張したプレー中には、普段、自分の中で別のセンサーが作動するかのように、普段感じられていないものまで感じることもあります。芝の向きや、バンカーの砂質など些細な発見があるものです。その中には、次のレベルに引き上げる為の「上達の種」が隠れているかもしれません。

競技に出れば自分のライバルに出会える。

全ゴルファーのおよそ8割は100を切れないとも言われています。
つまり100を切ることの出来るゴルファーは「上手なゴルファー」なのです。
となると、上位2割に入った90台プレーヤーなら、コンペなどで周りの「面倒をみる側」にまわることも少なくありません。

そんなゴルフだと、スコアや勝負にこだわったプレーがなかなかできなくなるものです。
負けることも少なくなるので、上達意欲を生む「悔しさ」を感じることも少なくなります。

競技に出るということは、「負けに行く」という事でもあります。
誰かに負けたり、上手くいかなかったことの悔しさが、次の上達につながります。

競技で「ゴルフ友達」ではなく「ライバル」と言える仲間と出会う事で、向上心をもって練習に向かうモチベーションとなるでしょう。よりレベルの高いプレーヤーを目の当たりにすることで「自分にとっての身近な課題」となります。

トーナメント観戦が楽しくなる

実際に試合してみることで、プロトーナメントでプロが感じているプレッシャーも想像できるようになります。
競技ゴルフに出ることで、一打の重みをより感じる事ができるからです。

1.5ｍのパットはノープレッシャーなら初心者ゴルファーでも入る距離ですが、トーナメント中にプロが気持ち悪そうに構えて、外してしまうことがあります。そんな時「なんだあんな短いのを外して」と思うより、「プロでもあの距離が難しいこともあるんだ」と感じられたら、ゴルフのレベルが一段あがった証拠です。

もちろんトッププロとは大きなレベルの差がありますが、優勝争いの緊張感の中にあるプロの気持ちをより想像できるようになると、トーナメント観戦の楽しさもより深いものになります。

競技ゴルフの参加方法

競技ゴルフをはじめるには、コースの会員になり、ホームコースの月例会などに出るのが一番の近道。
最近では、月例会に出ることのできる「友の会」を運営しているコースもあります。

ハンディキャップが取得できれば、パブリックアマチュア選手権予選のように全国的に開催されている試合への参加も可能です。

ゴルフネットワークでは、これから競技ゴルフに参加できるようになりたいと考えているゴルファーに提供する、ハンディキャップなしの個人戦、「ゴルフネットワークガチンコ選手権」を開催しています。

敷居が高く感じるゴルファーも少なくないと思いますが、競技には独特の魅力があります。
ゴルフをより深く楽しみ、真剣勝負の醍醐味を味わえる競技ゴルフの世界、未体験のゴルファーは是非チャレンジしてみてください。

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