プロゴルファーもアマチュアもコースコンディションによってスコアは変わる
2015年1月16日(金)午後5:37
今週開催されている「ソニーオープン イン ハワイ」には松山英樹をはじめ日本から5名の選手が出場していますが、軒並み苦戦を強いられています。初日を終えて日本人トップは岩田寛の1オーバー、94位タイが最高です。先週優勝争いをした松山英樹でさえも2オーバー、111位タイと大きくスコアを崩しています。
大会前のインタビューでは各選手、コースの風とハワイ特有の芝、グリーンをポイントに挙げていました。
プロゴルファーでもコースやその日の状態によってスコアは変わるものです。今回はスコアを左右する、コンディションについてまとめてみました。
プロとアマで異なるコンディションの意味
気候はスコアを左右する大きな要素です。
強風はどんなゴルファーでもスコアを崩す要因ですが、ほとんどのアマチュアゴルファーがアゲンストの風を苦手にしているのに対して、男子プロの中にはフォローよりもアゲンストの風を好む選手もいます。
飛距離の出る男子プロは、フォローの風に流されると大きく飛んでしまい、グリーン奥やOBゾーンまで届いてしまうことを警戒するのです。アゲンストなら、届かなくても手前に落ちるという安心感があるといいます。必ずしもフォローの風が有利というわけではないようです。
また、風向きとピンポジションによっても難易度は変わります。
ゴルフネットワークで「ソニーオープン イン ハワイ」の解説を務める内藤雄士氏は、「アゲンストでピンが奥の場合とフォローでピンが手前にある時は難しくなる。」と指摘。
「ソニーオープン イン ハワイ」では風向きや風の強さなどコースコンディションによるプレーの変化に注目して中継を見てみるのもラウンドの参考になるかもしれません。
雨のプレーも同様で、レインウェアなどで動きにくくなりスコアも崩しやすいアマチュアに対し、プロはグリーンが止まりやすくなる雨の日はスコアが出やすくなります。
冬場のゴルフは、身体が動きにくく、スコアを崩しやすくなります。
芝は薄くなり、地面も硬くなるので、アイアンやウェッジでのミスが出やすくなります。
一方、女性や持ち球が低い弾道のゴルファーは、硬い地面を利用して距離を稼ぎやすくなり、有利に働く場合があります。そんなゴルファーにとっては、夏場の深いラフのほうがはるかに厄介な存在です。
一般的には冬場のほうが、風が強くなる傾向があり、風のテンポが長くなりがちで、ボールに大きな影響を与えます。芝も薄かったり、生えそろっていたりと安定していない事が多く、ミスが出やすくなります。
【スコアが悪くなるコンディション例】
・強い風
・猛暑や冬の寒さなど、暑すぎ寒すぎの気候
・夏のラフの深さと粘っこさ
・冬の芝の薄さと地面の硬さ
スコアを左右するゴルフコースの特徴
各ゴルフ場にその難易度を示すコースレートが算出されているように、コースの難易度もスコアを大きく左右します。
トーナメントのように距離が長く、グリーンが速いコースはもちろん難しく、スコアはいつもよりも悪くなることが多くなります。
しかし、距離が短いコースでも、フェアウェイの幅が狭くてOBがせり出していたり、バンカーや池が配置されているとスコアは崩しやすくなります。
また、ホールのアップダウンやフェアウェイのアンジュレーションが強いなど、傾斜地でのショットを要求されることが多くなると、難易度はグッと上がります。特にショットが安定しない初中級者のゴルファーには厳しくなるのでしょう。
グリーンの状況はスコアに直結する要素です。
スピードが速かったり、アンジュレーションがきつかったりすると、スコアは数打以上の差になって来ます。
また、グリーンが小さかったり、砲台グリーンになっていると、スコアを崩しやすくなります。逆にいえば、グリーンに乗せてしまいやすい大きなグリーンのほうがやさしいということになります。もっとも安全なプレーと言えるパターを持つ機会が増えるためです。
スコアが良くなりやすいゴルフコースの特徴は、その反対。
広くて短くて、フラットな地形であること。そしてグリーンが大きくスピードが遅いことです。
【スコアが悪くなるゴルフコースの例】
・グリーンのスピードが速い、アンジュレーションがきつい
・グリーンが小さい。砲台になっている
・コースの距離が長い
・OBや池、バンカーが多い
・アップダウンや傾斜が多い
・錯覚を起こしやすい景色
コンディションによって、プレーを変えよう
このようにスコアは外的な要因によって左右されます。
パット数やパーオン率、フェアウェイキープ率などもこれらのコンディションで数字が変わってきます。スタッツを重視するのは大切ですが、こうしたコンディションの差を考慮する必要があります。
いつもより悪いスコアであっても、コンディションの差を考慮すると、むしろ健闘したということもありえるわけです。
ゴルフネットワークプラスでは、「HISTORY」の機能から1ラウンドごとの分析数値を出すことが出来ます。悪コンディションであれば、そのラウンドだけ個別に考えて、自分なりの反省点を見つけ出すのに役立ちます。
難しいコンディションで良いプレーをするポイントは、その状況を受け入れること。難しい状況であることをしっかりと把握して、スコアや自分のプレーへの期待値を下げておくことです。
いつもと同じプレーをしようとすると、大叩きにつながります。 ラウンドごとのスコア分析を利用して、スコアが悪かった日のコンディションを改めて思い出してみるのも良いかもしれません。
自分のプレーの各スタッツが、プロゴルファーのように分析できるのが、ゴルフネットワークプラスの「分析」機能。
全期間だけではなく、1年ごとのスタッツや直近の3ヶ月、6ヶ月の成績を表示することも可能です。各期間のスタッツを比較することで、自分のゴルフの好不調も把握することが出来ます。
しかし、データは鵜呑みにせず中身を理解することが大切です。プロトーナメントの優勝スコアが20アンダーを超えることもあれば、イーブンパー前後の戦いになることもあるように、スコアやスタッツは、プレーした日のコンディションやそのコースの難易度にも左右されるからです。
ゴルフネットワークプラスでは、そのゴルフコースをプレーしたアプリ会員の平均スコアを始めとするスタッツの平均を表示できます。
アプリ起動→「PLAY GOLF」→「コース検索」→「ラウンド準備」
「ラウンド準備」メニュー画面でコース名をタップすると、コースの詳細と「みんなの平均」を閲覧可能です。
ゴルフネットワークプラスを使って、そのコースや鍵となるホールの難易度を知る手がかりを得ることが出来ます。
是非、活用してみてくださいね。
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