【年末年始特別企画】聞いて納得!スコアアップへの近道?プロがすすめるデータ活用術?
2014年12月31日(水)午前3:29
ゴルファーなら誰しも1つでも良いスコアで上がりたいと思うもの。
飛距離アップ、ショットの精度、コースマネジメント、メンタルなど“スコアアップ"のためには様々な要素が含まれます。でもたくさん練習して、何回ラウンドしてもなかなかスコアが伸びない・・・そんなゴルファーも多いのではないでしょうか?
今回は少し視点を変えて、「プロのデータ活用法」をご紹介します。
ごく当たり前のことでも、改めて自分のゴルフと照らし合わせてみるとなるほど!といった発見も。
ゴルフをシンプルに考えることで、スコアアップにつながる方法が見つかるかもしれません。
石川遼「パーオン率よりボギーオン率に注目」
「PGAツアーのデータは細かいので面白いし、とても正確で当たってると思います。スコアが90?100くらいのアベレージゴルファーの場合、パーオンする確率はどうしても低くなってしまうのでパーオン率よりボギーオン率を見た方が良いと思います。ボギーオンしてパーパットを何回打つか。18ホール全てボギーオンして2パットでも90になります。数回でも1パットでパーを取る事ができれば90は切れます。常にボギーオンすることに集中して、ダブルボギーやトリプルボギーを打たないことを心がける。そうすればボギーオンしなかった時のことを後で反省して、それを続けていけば何が悪いのか課題が見えてくると思います。」(石川遼)
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宮里美香「ラウンド後はスタッツを見てキャディーと反省」
「ゴルフはシンプルにプレーするのが一番難しい。シンプルに出来れば何も考えずに楽しむことも出来ますが、そんなに悪いゴルフをしていたわけではないのに上がってみたらスコアがまとまってないっていうこともあります。2011年からサンドセーブを上げることを課題にしていて、2013年くらいからはサンドセーブ率が良くなってきて、ショートゲームに自信がついてきました。2014年はパーオン率が低くて、それが結果にも表れていたと思います。そういう意味では常にデータは意識してプレーしています。ラウンド後にはパーオンが何回あったとか、パーオンできなかった時のショットがどうだったかなど、キャディーと話してラウンドを振り返ります。」(宮里美香)
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今田竜二「スコアアップへの一番の近道は自分の癖や傾向を知ること」
「PGAツアーのスタッツは年に一回くらい見ます。他の選手との比較したりします。飛距離やフェアウェイキープ率とかだいたい自分のイメージ通りです。アマチュアの方へアドバイスするとしたら、コースマネジメントが一番重要だと思います。フェアウェイを狙うのもいいけど、コースを出来るだけ広く使うことを心がけて欲しいですね。あと、スコアアップへの一番の近道は、自分の球筋がドローなのかフェードなのか自分の癖や傾向を知ることです。多くのアマチュアゴルファーが自分の癖がわからず、たまに出るナイスショットを頭に焼き付けてしまうと思いますが、右のミスや左のミスがどのくらいあるのかしっかり反省することがスコアアップに繋がると思います。」(今田竜二)
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塚田好宣「1打1打考えて打つこと」
「プロは風やピンの位置、ライとかその時の状況に応じて、どういうショットを打つか常に考え、そのショットのイメージに対して結果がどうだったかを見てます。だからラウンド後でも、プロ同士で話す時はあのホールのセカンドは何ヤードでどうだったっていうのはすぐに出てきますね。アマチュアの方の場合はどんなラウンドだったか覚えれない人も多いと思いますが、覚えてないってことは反省もできない。だから同じミスを繰り返しやってしまうんだと思います。スコアをアプリとかで記録するのは1打1打考えるいいきっかけにもなるので良いことだと思います。1打1打考えて打つことを心掛ければ、どんなラウンドだったか覚えられるようになるし、アプリのデータを見ながらその日のラウンドを振り返ると、ちゃんと意味のある反省が出来て、うまくなると思います。」(塚田好宣)
香妻琴乃「ツアーのスタッツを参考に練習メニューを組み立てる」
「去年も今年もアプロ?チがすごい苦手でグリーンを外した時のボギー率がどうしても高くなってしまい、もっとパーを拾えるゴルフが出来れば上位に行けるなと自己分析してます。今年はパッティングが良かったので、あとはアプローチが課題です。試合を振り返る時にツアーのスタッツを参考にします。コーチや関係者がLPGAのHPをプリントアウトしてくれるので、現状を確認したり、練習メニューの参考にしています。定期的なミーティングでは今の自分に必要なことをまとめて書き出したりしています。」(香妻琴乃)
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藤田寛之「スコアデータ(スタッツ)は健康診断のようなもの」
「スコアデータ(スタッツ)は健康診断のようなもので、自分の傾向がよくわかります。最終的には平均スコアが一番重要ですが、自分の場合はショートゲームが武器なのでパーキープ率、パット数、FWキープ率という順番で重視しています。各項目のバランスを重視して、凹んでいる部分(悪い点)は伸ばしていくことを心掛けます。アマチュアの方にとっても同じことで、ただ数字だけを見るのではなく自分の状態を正しく認識すれば、スコアデータをスコアアップに繋げることが出来ると思います。」(藤田寛之)
池田勇太「数字だけを追い求めるのではなく自分の傾向を把握すること」
「試合をやってる時にフェアウェイキープ率や平均パット数がどうとかっていうことは細かく考えたりしないです。数字はあくまで結果であって、1ヶ月や1年というスパンで見た時に自分の傾向を知るためのもの。ゴルフはコンディションに左右されるので、コースセッティングによってもスコア(データ)は変わってきますし、平均スコアが良くなった悪くなったとか数字だけを追い求めるのではなく、Par3のホールが苦手だなとか自分の傾向を正しく把握することが重要です。そのための前向きな予習復習としてアプリでスコア管理をしていくとゴルフが楽しくなると思います。」(池田勇太)
倉本昌弘「データは単純ではない、分析力が大切」
「データがあれば自分のプレーしたイメージと実際の結果とのすり合わせが出来ます。自分の思っていたよりも、実際の数字は良かったり悪かったりします。大切なことはスタッツの数字を向上させることではなく、プレーに活かすこと。例えばグリーンの真ん中を狙い続ければ、パーオン率は向上するかもしれませんが、ロングパットが残ってしまい、パッティングに負担がかかってしまう。データは単純ではないので、そのデータをどう分析するか。分析力が重要になります。」(倉本昌弘)
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