【レッスン】プロアマ問わずの課題『体の開き』は変則スタンスで防ぐ!
2016年2月3日(水)午前11:00
いよいよ本格的なスイングレッスンへ突入した「あすゴル!」シーズン9。前回は、トップで静止してしまっていたゲスト・佐藤詩子(さとう・うたこ)さんの誤解を解き、リズミカルで“オイリー"なスイングを学びました。今回はプロアマ問わずの課題と言える『体の開き』の防ぎ方を学び、ドライバーショットにさらに磨きをかけましょう!
前回学んだ、トップで止まらない“オイリー"なスイングには、ダウンスイングの初動で体が開かない効果もありましたが、そもそも佐藤さんがトップで止まっていたのは「体が開かないように」という意識が一番の理由。体が開かないようになればスライスなど様々な不安も解消されるはず。ということで、今回は体の開きを防止するドリルを内藤コーチが紹介してくれています。
変則スタンスで体の開きを防ぐ!
ゴルフのスイングはターゲット方向に向けて振っていく動きであるため、どうしても肩が開いたり、ヘッドアップしてしまうもの。それはトッププロでも同じなのです。通常、ターゲットに対して真っすぐ平行に立つと、ほんの少し肩が前に出るだけで大きく体が開いてしまいます。内藤コーチによると、ターゲットの左に向いてしまって、スイング軌道がアウトサイドインになっているゴルファーが非常に多いのだとか。
そこで内藤コーチが紹介するドリルでは、まず左足のつま先をボール側に持ってきて、右足は体の後ろ方向へ引きます。右足のかかとは少し浮かせるようにしましょう。このスタンスで素振りをすると、体が開かずに前体重のまま振ることが出来ます。
次のステップでは、同じようにクローズスタンスを作って、右足のつま先を開きます。そうすることで体は開かない状態になり、スウェーもしません。その状態からスイングすると肩が開かずにインパクトを迎えられるはず。この時、顔をボールの右側を向け続けて振ることによって、アドレスで出来たクローズのポジションを維持してスイング出来るようになります。
このスタンスで素振りを繰り返した佐藤さんが実際にボールを打ったところ、力強いドローでキャリーも格段に伸びていました。「(いつもは)体がほどけている感覚のせいで、その分手を使おうとしてしまうんですけど、全然そういう風にならなかった」とその効果は大きいようです。
内藤コーチいわく「多くのゴルファーは体が開く、特にいわゆる突っ込みに悩まれている方がすごく多い。全体で言うとプロでもドライバーをクローズスタンスで打っている選手が多いのですが、これはプロゴルファーでも体が開きやすいということ」。体を開かないクローズスタンスのドリルは実際のラウンドでも有効です。パワーを逃がさずボールをつかまえる感覚を、今から明日からお試しください!
【レッスン】ドライバーの基本『スイングリズムと捻転』 下半身リードの躍動感あるスイングを身につける
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今から!明日から!みんなのための「あすゴル!」
毎週日曜日放送、ツアープロコーチの内藤雄士氏が明日のゴルフに即役立つレッスンを分かりやすく紹介していく15分のレッスン番組。今年で5年目を迎えた「あすゴル」はシーズン9を好評放送中。ゲストはモデルで女優の佐藤詩子(さとう・うたこ)さん。ベストスコアは「82」ですが、長いブランクを経て最近ゴルフを再開したばかり。内藤コーチのレッスンを受けて上達を目指します。