【レッスン】ドライバーの基本『スイングリズムと捻転』 下半身リードの躍動感あるスイングを身につける
2016年3月3日(木)午後3:40
いよいよ本格的なスイングレッスンへ突入した「あすゴル!」シーズン9。今回のテーマはドライバーショットの基本『スイングリズムと捻転』です。スイングのリズムと体の捻転には密接な関係がありますが、ここを誤解してしまうとミスショット連発…なんてことにもなりかねません!
スイングリズムと体の捻転は“友達" 肩の開きは下半身で防ぐ
レッスン冒頭、内藤コーチはゲスト・佐藤詩子(さとう・うたこ)さんのスイングについて「これまでずっと気になっていたことがある」と切り出します。それは、トップの位置でスイングが一瞬止まっていること。実は佐藤さん、「バックスイングからそのまま下ろすと体が開いてしまう」という意識から、わざとトップでスイングを止めているんだとか。
しかし、これは完全なる「逆効果」。ゴルフのスイングは捻転して、そのねじりを戻していく回転運動ですが、内藤コーチいわく「バックスイングでねじったら、今度は下半身から回転して捻転差で肩を開かないようにする」のが正解。トップで止まってしまうと下半身主導で動きづらくなり、どうしても上半身からの切り返しで肩が前に出やすくなってしまいます。
下半身リードで肩の開きを防ぐ。そこでポイントとなるのは「右足」の動きです。ダウンスイングで右モモが前に出てしまうと、同時に肩も前に出てしまいます。右足が前に動かないよう意識すれば、肩は自然と開かなくなるのです。
スムーズなリズムで下半身リードの躍動感あふれるスイングへ
次にチェックするのはスイングのリズム。トップで止まってしまっていた佐藤さん含め、多くのゴルファーはインパクトに向かって“打ちにいっている"ため、腕に力が入り過ぎてスイングのリズムが悪くなっています。佐藤さんに関しては「色々なことを考えて」スイングしていたことも原因の一つだったようです。
そこで、内藤コーチがスムーズな捻転とリズムのための簡単なドリルを紹介。まず、ターゲット方向、左足よりも前にヘッドを持っていき、「一、二」のリズムでスイング。このリズムのまま、ボールにフェースを当てにいく作業をせず、自然に振り抜くようにします。心がけるのは、米国のレッスン用語で言うところの“オイリー"なスイング。オイルを塗ったように滑らかなスイングを目指しましょう。
このドリルで自然な形で振り抜くことによってヘッドがより加速し、飛距離がアップ。当てにいかないことでプレーンがずれないため、方向性も向上します。途中で止まることのないスムーズなリズムは、自ずと下半身リードの躍動感あふれるスイングへと導いてくれるはず。今から明日からお試しください!
【レッスン】真っすぐ飛ばない方必見! ドライバーショットの基本『方向性』を学ぶ
【見逃し配信】あすゴル!#216
今から!明日から!みんなのための「あすゴル!」
毎週日曜日放送、ツアープロコーチの内藤雄士氏が明日のゴルフに即役立つレッスンを分かりやすく紹介していく15分のレッスン番組。今年で5年目を迎えた「あすゴル」はシーズン9を好評放送中。ゲストはモデルで女優の佐藤詩子(さとう・うたこ)さん。ベストスコアは「82」ですが、長いブランクを経て最近ゴルフを再開したばかり。内藤コーチのレッスンを受けて上達を目指します。