今年も「ゴルフネットワーク100切り選手権2016」が7月22日の太平洋クラブ 御殿場WEST大会を皮切りに全国4会場で開催されます。そこでGNマガジンでは「100切り選手権応援企画 NO MORE 100」と称し、安定した100切りを目指すアマチュアゴルファーへ、植村啓太プロが効果的なプレースタイルを提案していきます。今回のテーマは『ショートゲームのプレースタイル』！

100打ちDATA『アプローチが寄らない』&『パット数が多すぎる』

100を打つ人とそうでない人で大きな差がつくのがアプローチです。「リカバリー率」とはパーオンしなかったあとに、寄せワンやチップインを決めてパー以下のスコアで上がる率のこと。100打ちにとってパー以下を獲ること自体が簡単ではありませんが、それでも100回トライして7回弱では少なすぎと言えます。

また、パット数の多さも100打ちゴルファーの課題。100打ちの1ラウンドのトータルパット数は36以上。3パットが必ずあって、平均2パット以下にならない。100未満との差は2.48パット。「あとちょっとで100が切れたのに…」と悲しい思いをするときは、パットのせいかもしれません。

寄せとパットはだいたい寄ればOKの「まあまあ」の極み

アプローチとパッティングは、本来はより正確な距離感と方向性が必要になりますが、100打ちはここでこそあえて「まあまあ」の結果を出してください。そのホールのスコアが決まる終盤の大事な1打ですが、パーが獲れそうでも、トリになってしまうピンチだとしても、カップに「だいたい寄ればいい」という、アバウトな気持ちで打ちましょう。

きっちりとした正確性を求めすぎると、スイングやストロークのスムーズさが損なわれたり、ムダな動きや力が入ってしまう。その結果、大オーバーやどショートの大ミスになることが多いのです。

ショートゲームはフィーリングも大事です。練習場や練習グリーンで、なんとなくポンと打ったボールがうまく当たって意外と寄ったりすることがありますよね？ クラブの芯はそれくらい広いもの。フェース上のだいたいに当たれば飛んでくれる、コロがってくれるという安心感をもって打ってください。

失敗しがちなパターン

狙いも素振りもアドレスもとにかく慎重。こうなると、スムーズさやフィーリングが損なわれるため返って大ミスしやすくなります。

パットの距離感も「だいたい」でOK！

3メートル以上の距離なら、パットも入れようなんて思わなくていいんです。半径1メートルの円の中に「だいたい寄ればいいや」くらいのアバウトな気持ちで打つ。これが3パット防止の秘けつです。

距離感の修正テク

オーバーを直す >>> フォローまで手元を動かし続ける

手元が止まり左手首が折れるとパンチが入って飛びすぎてしまいます（写真左）。オーバーが多いときは、手元をフォローまで動かし続けましょう（写真右）。

ショートを直す >>> 小さく振ってフォローで止める

ショートするときほど振り幅を小さくする。小さく振りながら、フォローでヘッドを止めるくらいきちんとインパクトすればしっかり打てます。

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解説・レッスン
植村啓太（うえむら・けいた）／1978年生まれ。国内外で多くのアマチュアを指導中。100切りや平均スコアを90台にした生徒は数千人。「100を打ってしまうレベルは、ちょっとしたヒントで即うまくなります！」と、今回の企画も自信をもって指導してくれる。K'sアイランドゴルフアカデミー代表。

※この記事は、ワッグル 2015年12月号に掲載されたものを一部編集し転載したものです。

ゴルフネットワーク100切り選手権

2016年は全国4会場で開催、合計640名を募集します。出場資格は、100ストロークの壁を越えたいと思っているアマチュアゴルファーであること。特設サイトでは、佐久間馨の『100切り 4つの心得』や開催コース支配人の100切り攻略ポイントを公開中です。

【関連】ゴルフネットワーク100切り選手権特設サイト
【参加申込はこちら】大会概要・募集要項

関東大会?　2016年7月22日（金）　 太平洋クラブ 御殿場WEST（静岡県）
関西大会　　2016年7月29日（金）　 北六甲カントリー倶楽部 東コース（兵庫県）
関東大会?　2016年8月11日（祝・木）静ヒルズカントリークラブ（茨城県）
九州大会　　2016年9月 7日（水） ザ・クイーンズヒルカントリークラブ

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