即効!30ヤードの飛距離アップ!1年で飛距離を100yd伸ばした男の飛ばしメソッド〜武市悦宏のプレ男レッスン〜
2017年12月20日(水)午後4:53
―各回、プレミアムな男(プレメン)が考えるメソッドを単に「教わる」だけではなく、プロが唱える上達へのプロセスを「共感」し、自らも「考え」・「発見」してもらうレッスン番組。 今回は、たった1年間で自身の飛距離を100ヤードも伸ばした“飛ばしのメソッド”を持つ武市悦宏氏が登場。「力のない女性やシニアでも、筋トレをしなくても、少しの練習で飛距離は伸ばせる!」をテーマにした武市氏のメソッドとは?
武市悦宏(以下、武市) 今日は「リストターンを使って体の正面で打つ」ということを学んでいきたいと思います。今回は板倉由姫乃さんにアシスタントとして手伝っていただきます。
板倉由姫乃(以下、板倉) よろしくお願いします。
武市 まず前提として、スイングする時は体の正面で打たないと力が出ない。ベンチプレスをする時も、体が開いていたリ歪んでいたりして、真正面じゃないと力が出ない。力を出すには体が正面じゃないといけないんです。
―力を最大限に発揮するには、体の正面で打つことが大切。では、どうすれば体の正面でボールを捉えられるのでしょうか?
武市 これをどうやるかというと、リストターン。手を返す動き、これを体の正面で素早くやるとなぜか力が出るんです。いつもインパクトの時、どんなイメージでクラブを動かしていますか?
板倉 真っすぐ飛ばしたいので、なるべくフェースを返さないようにという感じでやっていると思います。
武市 よくあるパターンですね。ちょっと打ってみましょう。
武市 ボールはどっちへ飛んでいきましたか?
板倉 すごく右に飛んでいきました。
武市 めっちゃスライスしましたよね。ではなぜ今、スライスしたと思いますか?
板倉 今はフェースが開いて当たっていきました。
武市 そう、まっすぐフェースを出そうとすると、ゴルフのボールはスライスする。それはなぜかというと、ゴルフのクラブってフェース面があって、右サイドが膨れ上がってるでしょ?ということはバランスをとると、重たい方向に開きやすい。あともう一つ。フェースの面のヒールの方にシャフトが刺さっているので、ボールが当たるとフェースが開いちゃう。なので、フェースの面を真っすぐ出すとスライスするのは当たり前なんです。
―クラブは構造上、ヘッドの重さやインパクトの力でフェースが開きやすくなっています。そのため、その力に負けないようにリストターンを使ってフェースを返すことが必要です。
武市 僕が今から打つので、どれくらい手を返すか、グリップエンドがどうなるか後ろから見ててください。
武市 軽いドローになるだけで左にガーンなんていかないでしょ?これが体の正面でボールを打つという力の出し方です。飛球線と平行になるくらい手を返して、グリップエンドが真後ろの人に見えるまでリストアクションを入れる。
板倉 そこまで返すと左に行きそうですね。
武市 いや、絶対に行かないです。手を返した方がボールは真っすぐ飛び、左に曲がらないぞというのを今からお見せします。ここに黒と白のボールがあるので、これが打った時に純回転でよりぶれないで飛んで行くのをお見せするので、見ていてください。
板倉 おぉ~、真っすぐ!
武市 これくらい返っても、ボールというのはフックしないというのが分かるじゃないですか。
―武市プロのウェッジを使ったショット。しっかりリストターンをしてフェースを返してもボールが正回転していることが分かります。
武市 これはなぜかというと、クラブっていうのは開きやすい性質があると。だから開かずに打つには返すしかない。どれくらい返すかというと、フェースの面にボールが当たっときにちょっと滑るので、滑っているときに返す。そうすると正回転で飛びます。これくらいのリストターンのイメージがないと、逆にボールは真っすぐ飛んでいかない。
―飛距離アップにはまず体の正面でボールを捉えることが大切。そしてそのためにはグリップエンドが飛球線と逆を向くくらいしっかりとリストターンをすることを心がけてください。
―ここからはリストターンを使って体の正面で打つためのドリルです。
武市 体の正面で打つためのドリル「ピロピロ打ち」を今からお見せしたいと思います。
まず、リストターンを入れる動き。これは力はまったくいりません。どれくらい力がいらないかというと両手の6本指でクラブを持ちます。この指先で持って力がない状態で返せるぞと。これが一番大事なポイントです。
武市 手を返さないと、手が前に出て行ってしまうのでクラブを振ることがまずできない。クラブを振るというのは、リストをしっかりターンさせる。では打ってみます。
武市 これは早さじゃなくて手の返しでヘッドスピードを上げるんです。皆さん、ぜひお試しください。
―このドリルのポイントは、親指と人差し指と中指の両手6本の指だけでグリップを握りしっかりリストターンをすること。力ではなく手の返しでスイングするよう心がけてください。