ドライバーショットをフェアウェイに運んで100切りを目指す〜佐久間馨&ゴルゴ松本のプレ男レッスン〜
2017年12月21日(木)午後4:44
―各回、プレミアムな男(プレメン)が考えるメソッドを単に「教わる」だけではなく、プロが唱える上達へのプロセスを「共感」し、自らも「考え」・「発見」してもらうレッスン番組。 今回は、ゴルフネットワークの主催イベント「100切り選手権」で100切り指南役を務める佐久間馨さんと100切り応援団長を務めるゴルゴ松本さんが登場。多くの出場者を100切りに導いてきた2人のノウハウを凝縮したレッスンをお届け。
ゴルゴ松本(以下、ゴルゴ) 今回は、佐久間馨さんに100切りするためのポイントを直々に伝授していただきたいと思います。佐久間さん、よろしくお願いします!
佐久間馨(以下、佐久間) よろしくお願いします。今回のテーマは「ドライバーショットをフェアウェイに運ぶ」です。
―今回のゲストは、過去の100切り選手権で悔しい結果に終わり、リベンジを目指す照木さん。そして「乃木坂46」の相楽伊織さん。ゴルフは目下、猛特訓中ながら持ち前のセンスで着実に前進。100切りに向け闘志満々の彼女。人気とともにゴルフの腕も急上昇を狙います。
ゴルゴ さぁ佐久間さん。1回目のテーマなんですが、やっぱりちょっとおかしいんじゃないですか?というか、今回のテーマ、鋭い角度で来てますね。
佐久間 パー4、パー5のティーショット、これはドライバーを使う人が多いと思うんですけど、そこでマン振りが消えない、右左に曲げていると。そこで今回、野球のボールを持ってきたんですけど、軽く感じますけど150gくらいあります。ゴルフボールの3倍以上あるんですね。同じ高さからアスファルトに向かって落としてみると、こんなに弾み方が違うんですね。
―ゴルフのボールは反発力が高い。野球のボールは、高校球児だったゴルゴさんがティーグラウンドから思いっきり打ってもフェアウェイまで届きません。
佐久間 ゴルフのボールは反発力があるので、普通に当てればボールは飛ぶんだということをまず知る。方向性を決めれば勝手に飛ぶんです。
―ゴルフは大振りする必要はなく、正確な方向性を出すことが重要と話す佐久間指南役。ここからはスタッフの尾崎コーチに協力してもらい、フェアウェイに運ぶコツをレッスンしていただきます。
尾崎コーチ フェアウェイをキープするためにどうしたらいいかと言うと、ヒジを曲げてしまう。曲げておくことによって、伸ばしたり曲げたりすると上下の調整が出来るんですよ。あとは、左ひじを動かす方向を変えることで、自分の軌道を思ったところに振ることができるんです。
―フェアウェイに飛ぶ打ち方のコツは、ピンと伸ばした腕を少し緩めたくらいに軽く曲げて構えます。あとは、その腕を横に動かすだけ。左の腕が方向を決めるハンドルの意味を持ち、フェアウェイに向けて動かせばボールを確実に運ぶことができます。
―ここでヒジを曲げることを意識して、ゲスト2人にティーショットを打ってもらいます。まずは照木さんから。
佐久間 今ね、当たりは完ぺきではないです。むしろ悪い方だと思いますけど、きっちりフェアウェイのセンターに行っている。しかも、ゴルゴさんの野球のボールからしたら倍以上飛んでいる。
脇を閉めて腕を伸ばすと、フェースが右を向いた状態から左に向きながら当たる。フェースのローテーションを考えている人がいるかもしれないんですけど、真っすぐ飛ぶゾーンは1点しかないんです。でボールの位置がちょっとでもずれたり体が先行すると大きく右に行ってしまうんですけど、そこをヒジを使ってコントロールできたら、いつでも真っすぐフェアウェイに運ぶことができます。
ゴルゴ この秘密はすごい秘密じゃないですか?いいんですか、言っちゃって?みんな100切れちゃいますよ!
佐久間 いや、切ってほしいですよ。
―続いては乃木坂46・相楽伊織さんです。
ゴルゴ おぉー、飛んだー!
佐久間 今みたいにヒジを使うと、言い換えれば肩甲骨が動くんです。腕を伸ばして脇を閉めちゃうと肩甲骨がロックされちゃう。だから体をねじるとか回すしかなくなっちゃうんだけど、ヒジを曲げることによって肩甲骨が動く。すると肩甲骨の周りについている広背筋とか、大胸筋もそうなんですけど、上手く使えるようになるんですよ。そこを最初から間違わずにやれば、ああ、ゴルフってこんなに簡単だったんだなって思える。
ゴルゴ そうか、難しく使い過ぎていたんですねー。佐久間さん、なぜ10年前に教えてくれなかったんですか?
佐久間 いや、事あるごとに言っていたんですけど、編集でカットされてたんです(笑)。
ゴルゴ あぁ、なんでカットするんだよ!(笑)
ゴルゴ さぁ今回のレッスン1回目は、ゴルフボールは飛ぶんだと、思いっきり打つ必要はないんだということでしたね。
佐久間 そうですね。ヒジを曲げることで潜在能力が生かせるということです。毎回同じところに立つなんて無理ですし、特にフェアウェイウッド・アイアンはラインが違っていたりアンジュレーションもありますから、調整能力を持っている腕があった方がいいです。ちょっと緩めておいて脇を開けることで上手く打てる。まぁ一般セオリーとしては逆のことかもしれないですけど、そんなところに案外ヒントがあるということです。
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