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苦手なパッティングはシンプルに!石井理緒のパッティングスタイル

2021年7月29日(木)午後0:28

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 ゴルフにおいてパッティングはとても重要だということは皆さんもご存じだと思いますが、正直言って私自身、パッティングはあまり得意ではありません。だからというわけではないのですが、ラウンド前もラウンド中も、パッティングに関してはあまりいろんなことをやろうとしないで、シンプルな考えのもと、シンプルにストロークすることだけを意識しています。

 例えばラウンド前のパッティング練習では、グリーンの速さを知ることだけに重点を置いています。そのために、ロングパット、ショートパット、上り、下り、スライス、フックと、すべてのパットをまんべんなくやるようにしています。その日の調子云々よりも、とにかく距離感を体に覚え込ませることを大事にしているのです。

 また、ラウンド中は、打ち出す方向に全神経を集中させています。グリーンに上がったらラインを呼んで、曲がるラインだったらどの方向に打ち出すかを決めて、「そこに打てば必ず入る」と信じてストロークをしています。それ以外のこと、例えば打ち方などは一切考えないようにしています。

 なお、カップまでの距離が長い場合は、ボールからカップまでをいくつかに分けて、ラインを読むようにしています。そのうえで打ち出す方向を決めています。



 もうひとつ、私のようにパッティングに自信のない人には、苦手なパットのことで頭を悩ますよりも、好きなショットでどんどん攻めていくことをオススメします。

 私自身、常に「ショットで流れをつかんでいこう」という気持ちでプレーをしていて、ショットの調子が乗ってくれば、パッティングも自然と入ってくれるようになるからです。

 もちろん、練習をして苦手を克服することも大事だと思いますが、コースに出たら自分が得意とするプレーで勝負したほうがスコアアップに繋がると思いますよ。

石井理緒(いしい・りお)
2000年1月31日、新潟県生まれ。父がゴルフ場を経営している関係で8歳からゴルフを始める。16年の「全国高等学校ゴルフ選手権春季大会」、「文部科学大臣杯争奪 全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦」で優勝。17年の「ヨネックスレディス」では9位タイに入りローアマチュアに輝く。19年プロテスト合格。21年の「ヤマハレディースオープン葛城」では7位タイに入る。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/7/16 発売号より転載)

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