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練習でもラウンドでもスイングはテンポを意識しよう!永井花奈

2022年3月10日(木)午後4:12

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 イメージ通りのスイングをするためには、何に一番気をつければいいのか? 人によってそのポイントは異なってくると思いますが、私が最も意識しているのは、スイングのテンポです。

 試合前の練習でも、飛距離や方向性よりも、まずはいつものテンポで打てているかどうかをチェック。常に一定になるように練習をしています。ラウンドのときも同じ。練習のときはいい感じで打てていても、試合になると、「飛ばしたい」「寄せたい」という気持ちが強くなって、テンポが狂いがちになるので、構えたあとはテンポのことだけを考えています。

 特に注意をしているのが、バックスイングでのテンポ。クラブを上げる動きが速くなると切り返しでの間が取れなくなってしまうからです。だから、トップできちんと間が取れるスピードで上げるように気をつけています。

 もしバックスイングのテンポが速くなっていたり、トップでイメージ通りの間が取れない場合は、トップで一度止めてから(写真(1)(2))打つ練習をすることもあります。

写真①②

 また、バックスイングでテンポが狂わないようにするためには、できるだけ大きな筋肉を使うことも大事だと考えています。体全体で上げるイメージを持ってスイングをすれば、テンポの狂いも少なくなるからです。

 アマチュアゴルファーの皆さんも、ほとんどの方は体の動かし方が気になるようで、テンポはあまり意識していないように感じます。しかし、何度もいうように、テンポが少しでも狂うと振り遅れたり、打ち急ぎになったりとスイングが狂いやすくなります。そうならないためにも、練習のときからテンポを意識し、ラウンドでもテンポのことだけを考えてスイングしてみてください。いつもよりショットが安定するかもしれませんよ。

永井花奈(ながい・かな)
1997年6月16日、東京都生まれ。ジュニア時代から注目を集め、16年のプロテストでは初挑戦で単独トップ合格を果たす(88期生)。17年、「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー初優勝。最終的に賞金ランク20位で自身初のシード入り。19年まで3年連続でシード入りを果たす。20―21シーズンは終盤不調に悩まされ賞金ランク70位でシード入りを逃したが、今季復活を目指す。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/3/4 発売号より転載)

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