レッスン
チェックポイントはひとつに絞ろう!上井邦裕
2022年5月27日(金)午後0:36
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ショットの前に、自らのスイングを念入りにチェックしている人をよく見かけますが、私が見ていて思うのは、その人たちのチェックポイントの多さです。
「曲げたくない」、「遠くへ飛ばしたい」という気持ちはわかりますが、あれもこれもと考えるとすべてが上手くいかなくなり、結果的にスイングがバラバラになってしまうことがあります。
そうならないためにも、できればポイントは1つに絞ったほうがいいでしょう。
また、ラウンド前の練習のときからそのことだけを考えてボールを打つようにすることも大事です。そのほうが効果的だし、スイング上の欠点を修正できるはずです。
私の場合も、1つのポイントをチェックするようにしています。そのポイントとは、テークバックで右ヒジが後ろにいかないようにすることです(写真①)。
テークバックで右ヒジが後ろにいってしまうと、トップで右ワキが空く形になり、ダウンスイングではクラブが外から下りてきたり、振り遅れやすくなったりします。
それを防ぐためにも、右ヒジの動きをチェック。テークバックでは後ろにいかないように、またダウンスイング~インパクト~フォロースルーでも右ヒジの動きが先行するように意識しています(同②)。
テークバックでは、体の動きよりもクラブの動きに意識を奪われがちですが、体の動きが間違っていなければ、クラブがおかしな動きをすることはありません。
右ヒジの動きを意識するというのは一つの例なので、皆さんも「ここを注意すれば正しいスイングになりやすい」というポイントを一つ見つけ、ショットのときはそこだけを意識してボールを打ってみてください。
そうすることで緊張もほぐれ、練習通りのスイングができる確率も高くなるはず。ぜひお試しください。
上井邦裕(かみい・くにひろ)
1982年10月28日、大阪府生まれ。05年にプロ転向し、08年に出場10試合で初のシードを獲得。10年「VanaH杯KBCオーガスタ」では8番のパー3で初日と3日目にエースを決め、世界初の同一大会同一ホールのホールインワンとしてギネスに認定された。15年にシードを喪失するも、17年に復帰。19年も不振でシード陥落となったが、20-21年、賞金ランク28位でシード復活を果たした。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/5/20 発売号より転載)
「曲げたくない」、「遠くへ飛ばしたい」という気持ちはわかりますが、あれもこれもと考えるとすべてが上手くいかなくなり、結果的にスイングがバラバラになってしまうことがあります。
そうならないためにも、できればポイントは1つに絞ったほうがいいでしょう。
また、ラウンド前の練習のときからそのことだけを考えてボールを打つようにすることも大事です。そのほうが効果的だし、スイング上の欠点を修正できるはずです。
写真①
私の場合も、1つのポイントをチェックするようにしています。そのポイントとは、テークバックで右ヒジが後ろにいかないようにすることです(写真①)。
テークバックで右ヒジが後ろにいってしまうと、トップで右ワキが空く形になり、ダウンスイングではクラブが外から下りてきたり、振り遅れやすくなったりします。
同②
それを防ぐためにも、右ヒジの動きをチェック。テークバックでは後ろにいかないように、またダウンスイング~インパクト~フォロースルーでも右ヒジの動きが先行するように意識しています(同②)。
テークバックでは、体の動きよりもクラブの動きに意識を奪われがちですが、体の動きが間違っていなければ、クラブがおかしな動きをすることはありません。
右ヒジの動きを意識するというのは一つの例なので、皆さんも「ここを注意すれば正しいスイングになりやすい」というポイントを一つ見つけ、ショットのときはそこだけを意識してボールを打ってみてください。
そうすることで緊張もほぐれ、練習通りのスイングができる確率も高くなるはず。ぜひお試しください。
上井邦裕(かみい・くにひろ)
1982年10月28日、大阪府生まれ。05年にプロ転向し、08年に出場10試合で初のシードを獲得。10年「VanaH杯KBCオーガスタ」では8番のパー3で初日と3日目にエースを決め、世界初の同一大会同一ホールのホールインワンとしてギネスに認定された。15年にシードを喪失するも、17年に復帰。19年も不振でシード陥落となったが、20-21年、賞金ランク28位でシード復活を果たした。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/5/20 発売号より転載)
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