レッスン
アゲインストではボールを右に置き、フォローも低く出す 宮里聖志
2022年12月1日(木)午後2:15
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今回は、アゲインストのときの考え方、打ち方をレッスンしましょう。
アゲインストの場合、ボールを高く上げてしまうと風の影響を強く受けて計算通りの距離が出ないというのは皆さんもご存じの通り。ドライバーだったら多少距離が落ちても、「仕方がない」で済みますが、グリーンを狙うショットでは、できるだけ風の影響を受けない“低い”球で攻めたいところです。
さて、その打ち方ですが、まずやるべきは、アドレスでボールの位置を少し右寄りにすることです(写真①)。そうすればロフトが立った状態でコンタクトできるので、弾道が低めになります。
そして実際に打つときは、普段のようにフィニッシュまで振り切らないようにしましょう。というのも、しっかり振り切ってしまうとボールのコントロールができなくなるからです。
インパクトで右サイドが低くならないように目線も低くしておき、できるだけフォロースルーを低く取り(同②)、どちらかというと目標方向にクラブを大きく出していくようなイメージでスイングするといいでしょう。
もうひとつ注意したいのは、ボールを右に置くことによって、アドレスが右向きになりやすいことです。右を向いてしまうとインパクトで上体が突っ込んでしまい、引っかけなどのミスが出やすくなります。
これを防ぐためにも、ボールを右に置いた場合は、ほんの少しだけオープン気味に構える(同③)ことをオススメします。
構えてからターゲットを見たとき、そのターゲットが左肩越しに見える場合は右を向いている証拠なので修正してください。
そして、そのターゲットに向けて、ボールを“掃き出す”イメージでスイングする。そうすれば、よりボールのコントロールがしやすくなりますよ。
(協力:千葉県木更津市・PGMマリアゴルフリンクス)
宮里聖志(みやざと・きよし)
1997年2月28日、沖縄県生まれ。近畿大学を経て、1999年プロ入り。ジュニア時代から大活躍していた弟・優作、妹・藍さんに比べて出遅れていた感はあったが2004年末、主催者推薦で出場した「アジア・ジャパン沖縄オープン」で8打差18位から64をマークして奇跡的な逆転。ラウンドレポーターを務めていた藍さんを含め家族全員の前で初優勝を飾った。現在はツアー出場のかたわら、持ち前の明るいキャラクターを生かし、レッスン番組でも活躍中。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/11/25 発売号より転載)
アゲインストの場合、ボールを高く上げてしまうと風の影響を強く受けて計算通りの距離が出ないというのは皆さんもご存じの通り。ドライバーだったら多少距離が落ちても、「仕方がない」で済みますが、グリーンを狙うショットでは、できるだけ風の影響を受けない“低い”球で攻めたいところです。
さて、その打ち方ですが、まずやるべきは、アドレスでボールの位置を少し右寄りにすることです(写真①)。そうすればロフトが立った状態でコンタクトできるので、弾道が低めになります。
写真①
そして実際に打つときは、普段のようにフィニッシュまで振り切らないようにしましょう。というのも、しっかり振り切ってしまうとボールのコントロールができなくなるからです。
インパクトで右サイドが低くならないように目線も低くしておき、できるだけフォロースルーを低く取り(同②)、どちらかというと目標方向にクラブを大きく出していくようなイメージでスイングするといいでしょう。
写真②
もうひとつ注意したいのは、ボールを右に置くことによって、アドレスが右向きになりやすいことです。右を向いてしまうとインパクトで上体が突っ込んでしまい、引っかけなどのミスが出やすくなります。
これを防ぐためにも、ボールを右に置いた場合は、ほんの少しだけオープン気味に構える(同③)ことをオススメします。
写真③
構えてからターゲットを見たとき、そのターゲットが左肩越しに見える場合は右を向いている証拠なので修正してください。
そして、そのターゲットに向けて、ボールを“掃き出す”イメージでスイングする。そうすれば、よりボールのコントロールがしやすくなりますよ。
(協力:千葉県木更津市・PGMマリアゴルフリンクス)
宮里聖志(みやざと・きよし)
1997年2月28日、沖縄県生まれ。近畿大学を経て、1999年プロ入り。ジュニア時代から大活躍していた弟・優作、妹・藍さんに比べて出遅れていた感はあったが2004年末、主催者推薦で出場した「アジア・ジャパン沖縄オープン」で8打差18位から64をマークして奇跡的な逆転。ラウンドレポーターを務めていた藍さんを含め家族全員の前で初優勝を飾った。現在はツアー出場のかたわら、持ち前の明るいキャラクターを生かし、レッスン番組でも活躍中。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/11/25 発売号より転載)