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右腰が上がっていたり反り腰になると球がつかまらない? アドレスの修正で最高飛距離を手に入れよう

2023年4月5日(水)午後4:10

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「緊張する場面や、思い切りドライバーを振り回そうとすると、なぜか球がつかまらず、右にすっぽ抜けることがある」。レベルに関係なく、ゴルファーからそういう悩みを聞くことがあります。

 原因はいくつか考えられますが、比較的多いのが構えに問題があるパターンです。その中でもよく見かけるのが、右腰が少し高い位置にあるケースと、構えたときに反り腰になっているケースです。

 このような構えになると、バックスイングできれいに体が回らなくなるので、トップ付近で体が反ってしまいます。そしてその結果、右の股関節にしっかり体重が乗らず、ビハインド・ザ・ボールを守ってターンをしようとすると“ギッタンバッコン”の形になってしまい、インパクトで伸び上がって右にすっぽ抜けてしまうことがあります。

 このように原因がハッキリ分かっている場合は、しっかり修正しましょう。

 まずクラブを横に持って、腰にあてがい、腰の高さが水平になっているかどうかを確認しましょう。

 次に背中が反らないように、腹筋に力を入れて少しおなかを引っ込め、背中を真っ直ぐにしましょう。かなり反っている人は、猫背にするくらいのつもりで構えてちょうど良くなることもあります。これに関しては、鏡を見るか、第三者にチェックしてもらうといいでしょう。

 正しい構えを作ったら、胸の前で両手をクロスしてシャドースイング。これで反る動きがなくなり、上体が回りやすくなって、体重も右の股関節にしっかり乗るようになるはずです。

 さらにこの構え、スイングでボールを打つために、ショット前のルーティンとして次の動きをやることをオススメします。

 両手を胸の前でクロスしたら、クラブを横にして胸の上にあてがうようにして持ち、そこからバックスイング。そしてそのときの肩が回る位置を覚えておき、普通にクラブを持ってその位置まで肩が回るようにクラブを上げてからクラブを振るという素振りです。

 右にすっぽ抜ける人の中には、「体の硬さや疲れによる回転不足」が原因だと思っている人が多いようですが、その可能性はゼロではないものの、正しい構えをすれば関節が回りやすくなることがよくあります。

 正しいアドレスをすれば正しい動作が生まれやすくなり、方向性はもちろん、飛距離アップにも繋がります。イメージした球が出ないときは、まずはアドレスをチェックしてみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #33」より(放送・見逃し配信中)

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