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つかまったアイアンショットを打つためのポイントは「右ヒジ」にあり

2023年4月19日(水)午後4:51

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 アイアンショットで球がつかまらず、力のない球筋で右方向にフラフラと飛んでいく。アマチュアゴルファーにはそういう人が多いのではないでしょうか。

 球がつかまらない原因はいくつかありますが、よく見かけるのが、構えたときに右腰が浮いて前に出てしまい、左腰が引けているケース。このような構えになると、右ヒジが少し外を向く形になってしまいます。

 なぜ右ヒジが外を向くといけないのか。ヒジというのは一方向(手のひら方向)にしか曲がらないので、右ヒジが外向きになった時点でヒジを上手く畳むことができなくなるからです。そして右ヒジが畳めないと、そのあとは腕を無理矢理持ち上げるか、そのまま右ヒジを後方に引くかしかできなくなります。

 これを矯正するために次のことをやってみましょう。

 まず両手で構えてから右手をグリップから離し、その位置で右ワキを締めて、右ヒジを地面に向け、もう一度グリップし直してください。そして両手でグリップしたとき、両手の前腕に挟んだ架空のボールを押すようなイメージで両ワキを締めます。

 テークバックでクラブを腰のあたりまで上げたときもその形(両腕でボールを挟んだ形)をキープ。そしてそこから、右ヒジを畳んでいきます。

 この動きからも分かるように、バックスイングは一連の動きのように見えますが、その動きを分解すると、“回す”と“畳む”動きで成り立っています。ハーフウェイバックあたりまではアドレスの腕の形をキープしたまま胸椎を回し、そこから右ヒジを畳んでいけばいいのです。

 この動きがきちんとできるようになれば、トップの位置も定まるようになり、ダウンスイングでも安定した軌道でクラブが下りてきます。

 バックスイングで右ヒジを下に向けられなかったり、トップの位置が毎回違っていてスイングが安定しなかった人は、ぜひ右ヒジを下に向けて“回す”と“畳む”動きを確認しながらトップまでクラブを上げるようにしてください。そうすれば確実に球がつかまるようになるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #35」より(放送・見逃し配信中)

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