国内女子
女子プロゴルファーが安心して母親になれる選択肢と環境を─アース・モンダミンカップが託児所を開設、住友商事と住商アグロインターナショナルが協賛(PR)
2023年6月23日(金)午後7:20
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国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ(6月22日〜25日/カメリアヒルズCC/千葉県)」では、総合商社の住友商事とグループ会社の住商アグロインターナショナルの共同協賛で、大会期間中に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の選手・会員の利用に加え、来場ギャラリーに受け入れを拡大した託児所を開設しました。
大会1日目の6月22日、託児所を利用して大会に出場している横峯さくらプロと、中継リポーターを務める大江香織プロから、話をうかがいました。
ツアー会場に託児所がある場合は、ほぼ100%必ず使わせていただいています。託児所がない会場では、夫もキャディをしているので、どちらかの親に来てもらって、会場近くのホテルや民泊施設で息子をみてもらっています。家族のサポートが無いと、この仕事はできないですね。
託児所の設置については茂木宏美さんがずっと発信し続けていただいていて、アース・モンダミンカップ会場では去年に続き今年も設置いただいたのは本当に嬉しいです。安心してプレーができ、子どもと一緒にいられる時間も長くなるので楽しいです。
同じ子育て中の若林舞衣子ちゃんや大西葵ちゃんたちとは、「どうする?今回は連れて行く?」みたいな話はよくします。昨日(練習日)は、大江香織ちゃんのお子さんに会えたりして、幸せな気持ちになりました。
アメリカでは30年以上前からツアー会場に託児所があるそうで、多いときには30人近いお子さんが預けられていたこともあると聞いています。私は、アメリカでママでも第一線で活躍し続けている選手がいる景色をたくさんみてきたので、日本のツアーもそういうふうになったらいいなと思います。
若い選手たちが結婚して子どもが欲しいなと思ったとき、引退する選手もいるとは思いますが、託児所があれば「ゴルフを辞めなくていい」という選択肢ができて、それがあるのとないのとでは違うのかなと。
私も20代前半のころは(託児所のことについて)全く考えられなかったですが、ベテランの選手たちが環境を作ってみせてあげることで、若い選手たちの安心材料になると思うので、1試合でも2試合でも多く環境が整うように、プレーヤーの立場から声をあげ続けていきたいと思います。
普段は保育園に預けているのですが、今回初めて利用しました。まずスペースの広さに驚きました。子どもが走り回って遊べるほどで、もちろん安全面も配慮されていて、とてもありがたかったです。
私は出産後まだ試合には出ていないのですが、女子プロゴルフ界も若い選手が増えてきているなかで、早めに子どもを出産して復帰したいと考える選手も増えていると思います。そういうなかで、託児所を設置していただいて安心して戻ってこられる場所があるというのは、大切なことだと思います。今週は他のプロやお子さんもいらして、横峯さくらさんのお子さんと一緒に遊ばせてもらったりとか、そういう触れ合いも楽しかったです。
世の中で、女性の社会進出や活躍という話題が盛り上がっているなか、現実として女性は出産で仕事場を離れることがあります。私はそのとき、社会から離れてしまう疎外感みたいなものを感じてしまったのですが、大会や企業の方々の協力で「子どもを連れてきても大丈夫ですよ」という環境を提供していただけるのは、本当にありがたいです。
実際には、場所の確保や保育士の方の手配など、難しい面がいろいろあると思いますが、これからの女子プロゴルフの発展を考えて、設置される会場が増えていってくれるのは凄く嬉しいことですし、自分も親としてその活動のお手伝いができればと思っています。
住友商事は、今年4月にJLPGAとの共同プロジェクト「JLPGA Welcome Babies & Kids Project Supported by 住友商事」を発表しています。
多様な人材活躍の推進を目指している同社として、子育て中の選手やJLPGA会員が安心して競技に集中できる環境を提供しようとするJLPGAの取り組みに賛同し、5月に開催されたワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ(5月4日〜7日/茨城GC/茨城県)で託児所を設置したほか、今後も数大会で設置する予定としています。
すでに産休制度など選手や会員の子育てサポートに取り組んでいるJLPGAと、「DE&I(Diversity,Equity&Inclusion)」の考え方が広がり多様な働き方や選択肢を提供していこうとする企業がパートナーシップを組むことで、女子プロゴルフ界と社会全体の発展に繋がっていくことが期待されます。
【関連情報】住友商事ニュースリリース
大会1日目の6月22日、託児所を利用して大会に出場している横峯さくらプロと、中継リポーターを務める大江香織プロから、話をうかがいました。
横峯さくら「若い選手たちに『ゴルフを辞めなくていい』という選択肢を」
ツアー会場に託児所がある場合は、ほぼ100%必ず使わせていただいています。託児所がない会場では、夫もキャディをしているので、どちらかの親に来てもらって、会場近くのホテルや民泊施設で息子をみてもらっています。家族のサポートが無いと、この仕事はできないですね。
託児所の設置については茂木宏美さんがずっと発信し続けていただいていて、アース・モンダミンカップ会場では去年に続き今年も設置いただいたのは本当に嬉しいです。安心してプレーができ、子どもと一緒にいられる時間も長くなるので楽しいです。
同じ子育て中の若林舞衣子ちゃんや大西葵ちゃんたちとは、「どうする?今回は連れて行く?」みたいな話はよくします。昨日(練習日)は、大江香織ちゃんのお子さんに会えたりして、幸せな気持ちになりました。
アメリカでは30年以上前からツアー会場に託児所があるそうで、多いときには30人近いお子さんが預けられていたこともあると聞いています。私は、アメリカでママでも第一線で活躍し続けている選手がいる景色をたくさんみてきたので、日本のツアーもそういうふうになったらいいなと思います。
若い選手たちが結婚して子どもが欲しいなと思ったとき、引退する選手もいるとは思いますが、託児所があれば「ゴルフを辞めなくていい」という選択肢ができて、それがあるのとないのとでは違うのかなと。
私も20代前半のころは(託児所のことについて)全く考えられなかったですが、ベテランの選手たちが環境を作ってみせてあげることで、若い選手たちの安心材料になると思うので、1試合でも2試合でも多く環境が整うように、プレーヤーの立場から声をあげ続けていきたいと思います。
大江香織「安心して戻ってこられる場所があることが大切」
普段は保育園に預けているのですが、今回初めて利用しました。まずスペースの広さに驚きました。子どもが走り回って遊べるほどで、もちろん安全面も配慮されていて、とてもありがたかったです。
私は出産後まだ試合には出ていないのですが、女子プロゴルフ界も若い選手が増えてきているなかで、早めに子どもを出産して復帰したいと考える選手も増えていると思います。そういうなかで、託児所を設置していただいて安心して戻ってこられる場所があるというのは、大切なことだと思います。今週は他のプロやお子さんもいらして、横峯さくらさんのお子さんと一緒に遊ばせてもらったりとか、そういう触れ合いも楽しかったです。
世の中で、女性の社会進出や活躍という話題が盛り上がっているなか、現実として女性は出産で仕事場を離れることがあります。私はそのとき、社会から離れてしまう疎外感みたいなものを感じてしまったのですが、大会や企業の方々の協力で「子どもを連れてきても大丈夫ですよ」という環境を提供していただけるのは、本当にありがたいです。
実際には、場所の確保や保育士の方の手配など、難しい面がいろいろあると思いますが、これからの女子プロゴルフの発展を考えて、設置される会場が増えていってくれるのは凄く嬉しいことですし、自分も親としてその活動のお手伝いができればと思っています。
多様な人材活躍や選択肢を提供する環境づくりを後押し-JLPGAと住友商事の取組み
住友商事は、今年4月にJLPGAとの共同プロジェクト「JLPGA Welcome Babies & Kids Project Supported by 住友商事」を発表しています。
多様な人材活躍の推進を目指している同社として、子育て中の選手やJLPGA会員が安心して競技に集中できる環境を提供しようとするJLPGAの取り組みに賛同し、5月に開催されたワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ(5月4日〜7日/茨城GC/茨城県)で託児所を設置したほか、今後も数大会で設置する予定としています。
すでに産休制度など選手や会員の子育てサポートに取り組んでいるJLPGAと、「DE&I(Diversity,Equity&Inclusion)」の考え方が広がり多様な働き方や選択肢を提供していこうとする企業がパートナーシップを組むことで、女子プロゴルフ界と社会全体の発展に繋がっていくことが期待されます。
【関連情報】住友商事ニュースリリース
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6月22日(木)~6月25日(日)