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森山錬、腕を振れば自然と“同調”も生まれる

2024年12月5日(木)午後1:22

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 ゴルフのスイングでは、“振る”ということが大事です。それを体感するために、ドライバーを逆さに持って、テニスのラケットや野球のバットのように、まずは思い切って振る練習をしましょう。

 ビュンビュン振れるようになったら、グリップ側を持ち右手1本でクラブの重さやヘッドの加速感を感じてみましょう。この練習で「クラブを振る」ということが分かってきたら、その右手グリップに左手を添えて連続で素振りをしてください(写真①~3)。両手素振りでもクラブの重さと、ヘッドの加速を意識。そうすれば自然とスイング軌道が安定してくるはずです。

写真①~③

 そして、最後にその動きを実際のショットに繋げていきます。

 ゴルフ経験が長い人の中にも、フェース面を変えたくないという気持ちと、手と体を同調させようという意識が強過ぎて、ロボットのような動きでクラブを振っている人がいますが、ここでは体幹の動きだけを意識しましょう。腕が振れてくれば、グリップの形も自然といい状態になってくるはずです。

 もし、両手で握ったときに動きがギクシャクしていると感じたら、もう一度右手1本素振りに戻ってください。

 トップの形やヘッドの向きなどを考えるのではなく、左はポケットに入れて、友達とお喋りしながらクラブを振るような感じでOK。そうすれば、腕だけでなく体も自然と動いてきます。いい感じに振れるようになったら再び両手に戻して、同じ動きをしましょう。

 まずは腕をしっかり振り、そこから徐々にこの体を同調させていくという流れで、ゴルフスイングを覚えると、楽しく気持ち良く振れるようになります。

 ビギナーだけでなく、「もっと飛ばしたい」というゴルファーも、ぜひ試してみてください。

(取材協力:埼玉県・嵐山カントリークラブ)

森山錬(もりやま・れん)
1996年まれ。小学6年生のときに全国小学生ゴルフ選手権で優勝。 フジサンケイジュニアクラシックで行われるジュニアドラコン選手権で300ヤードを記録し史上2人目の中学生チャンピオンとなる。2018年には東京都アマチュア選手権で優勝。 ANAオープン、東海クラシック、マイナビABCなどのマンデーにも出場経験あり。 2019年からレッスン活動を開始。SNSでも人気を呼んでいる。現在、Futako Golf Club代表。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/11/29 発売号より転載)

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