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大西翔太、首をキリンのように伸ばせば飛距離も伸びる

2024年12月26日(木)午前10:15

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 ドライバーの飛距離を伸ばすためには、大きなスイングを意識すること。そのためには、スイングのスタートとなるテークバックで、できる限り真っ直ぐ引くことが大事だという話をしました。

 今回は、その動きを実現するための方法を紹介したいと思います。

 まずはアドレスの段階で、上半身に力を入れないことです。特に肩の力を抜いて、左腕を伸ばします。

 ほとんどのゴルファーが、大きく飛ばそうとして、上半身に力が入ってしまいます。しかし、肩に力が入った状態になると、左ヒジが曲がる(写真①)など、左腕が真っ直ぐ伸びなくなり、その結果、スイングも小さくなります。また、左ヒジが曲がっていると曲がりも大きくなります。

写真①

 そうならないようにするためにも、動物の“キリン”になったつもりで構えましょう。要はキリンのように、首を長くした状態を保って構えるということ。そうすれば、左腕も伸びて(同②)スイングアークも大きくなります。

同②

 前回テークバックで、ヘッドを真っ直ぐ引く長さが1センチ伸びれば飛距離は3.5ヤード、テークバックが伸びればフォロースルーも同じように伸びるので、計7ヤード伸びるという話をしましたが、計算上は、テークバックが2センチ伸びたら、飛距離は14ヤード伸びます。

 実際はその数字の通りにならないかもしれませんが、スイングアークが大きくなることによって、遠心力、重力ともに大きくなり自分が考えている以上のパワーがボールに伝わって、確実に飛距離はアップします。

 あとは、当てようとせず、しっかり振り抜くだけです。どんなスイング改造よりも効果があるので、ぜひこの部分を意識するようにしてみてください。

(取材協力:茨城県・金乃台カントリークラブ)

大西翔太(おおにし・しょうた)
1992年6月20日、千葉県生まれ。日本のゴルフツアープロコーチとして活躍するゴルフティーチングプロ。ゴルフの名門・水城高校ゴルフ部出身。コーチング理論を学び、2015年からは青木瀬令奈プロのコーチ兼キャディとしてツアーに帯同。同プロのJLPGAツアー初優勝を含む現在までの活躍に大きく貢献している。PGAティーチングプロA級。メンタルトレーナー、整体師の資格も取得。ジュニアやアマチュアなど、どんなプレーヤーでも飛距離アップさせるコーチとして知られ、現役プロゴルファーだけでなくアマチュアからも大きな支持を得ている。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/12/20 発売号より転載)

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