マスターズ王者アダム・スコット（豪）が世界ランクNo.2に躍り出た。

　米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ初戦、ザ・バークレイズで激戦を制したスコットは米国時間26日発表の最新世界ランキングで4位から2位に浮上。米ツアー通算10勝目を挙げたことで王座にぐんと近づいた。

　同大会2位タイの4人はタイガー・ウッズ（米）がNo.1の座を堅守。ジャスティン・ローズ（英）も5位のままだが、グラハム・デラート（カナダ）が76位から48位に、ゲーリー・ウッドランド（米）が153位から98位へとそれぞれ大きくランクアップしている。

　また、欧州ツアーのジョニー・ウォーカー選手権 at グレンイーグルスでプレーオフを制してツアー初優勝を飾った22歳の新鋭トミー・フリートウッド（英）が277位から162位へと躍進。2位タイの2人もスティーブン・ギャラハー（スコットランド）が74位から64位に、リカルド・ゴンザレス（アルゼンチン）が352位から244位へと順位を上げた。

　荒天のため3日間54ホールに短縮された国内男子ツアーの関西オープンゴルフ選手権競技で優勝を手にしたブラッド・ケネディ（豪）は221位から158位へとジャンプアップしている。

　主な日本勢は、松山英樹が28位をキープ。藤田寛之も93位で前週と変わっていない。石川遼は151位から154位へとランクダウンした。