ワールドカップゴルフ 谷原ベストスコアで日本3位タイ躍進!
2013年11月22日(金)午後5:26
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谷原秀人&石川遼の“チームジャパン”が優勝圏内の3位タイに躍進した。
国別対抗戦 ISPSハンダ・ワールドカップゴルフは現地時間22日、豪州のロイヤル・メルボルンGCを舞台に第2ラウンドの競技を行い、この日のベストスコア4アンダー67をマークした谷原と石川(イーブンパー71)の日本チームは通算3アンダーとし、トップのアメリカ(通算10アンダー)、2位のデンマーク(通算7アンダー)に続く3位タイの好位置に浮上した。
個人戦でも通算3アンダーの谷原が5位タイ、通算イーブンパーの石川も15位タイとまずまずのポジションを確保。今回からフォーマットが変わり4日間のストロークプレーの合計でチーム&個人戦を競うが、その両方で優勝を狙える態勢を整えた。
午後になって強風が吹き各選手がスコアメイクに苦しむ中、谷原が圧巻のプレーを見せつけた。1バーディ、ノーボギーの1アンダーで前半を折り返すと、後半は10番から3連続バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がり、難しい上がり3ホールを無難にパープレーでまとめ4アンダー67でホールアウトした。
「今日はセカンドの距離がその番手にぴったり合うクラブが使えたので(ゴルフが)ラクでした。パットも決めたいところで決まってくれたので納得が行くパッティングが出来ていると思います。ローカルキャディのチョッパーも良い仕事をしてくれているしストレスのないゴルフです」と浮かれることなくこの日のラウンドを振り返った谷原。先の三井住友VISA太平洋マスターズで3年ぶりに優勝した勢いそのままのプレーに周囲からも優勝を期待する声が上がっている。
一方、石川は前半長いパットを決めるなどバーディを重ねたが、14番、15番で惜しいパットを外して連続ボギー。2日連続イーブンパー71とスコア的には平凡だが、内容的には決して悪くない。残り2日、好調なショットにパットが噛み合えば爆発的スコアも夢ではない。
個人戦はこの日3つスコアを伸ばしたトーマス・ビヨーン(デンマーク)が通算8アンダーで単独トップ。1打差の単独2位にケビン・ストリールマン(米)が続き、通算4アンダー3位タイに地元期待のジェイソン・デイ(豪)とリカルド・サントス(ポルトガル)の2人。谷原と同じ通算3アンダー5位タイにマット・クーチャー(米)らが名を連ねている。
ちなみにこのコースで先週優勝しているアダム・スコット(豪)が3アンダー68と盛り返して通算1オーバー21位タイに浮上し、豪州チームは日本と並び通算3アンダー3位タイにつけている。