松山英樹が最終日にしてメジャーの洗礼を浴びた。

　ゴルフの祭典マスターズ（ジョージア州、オーガスタナショナルGC）は現地時間8日、最終ラウンドの競技を終了。タイガー・ウッズ（米）も成し得なかった2年連続ローアマのタイトルに王手をかけていた松山だったが、偉業達成はならなかった。最終日はバーディを1つしか奪えず7ボギー、1ダブルボギーの8オーバー80を叩き通算9オーバー54位タイに大きく順位を落とした。

　これが大舞台のプレッシャーなのか？　まさかの失速だった。前日まで好調だったショットとパットがこの日は影を潜め、出だしの1番でボギーが先行。5番パー4をダブルボギーとすると、6番から3連続ボギーでリーダーボードを滑り落ちた。後半に入り14番でようやくこの日初にして唯一のバーディを奪ったが悪い流れは止まらず、上がり3ホールで2つのボギーを叩き、松山のマスターズ2度目の挑戦はほろ苦い結末となった。

　27位タイからスタートした最終日、目標は2年連続ローアマとトップ16以内に入って来年の出場権を獲得すること。しかしローアマのタイトルは昨年の全米アマチュアゴルフ選手権2位のパトリック・キャントレー（米／通算7オーバー47位タイ）に譲り、来年の出場権にも手が届かなかった。

　尚、予選落ちを喫した石川遼は日本時間8日に帰国し、一部報道にあった通り中学時代の同級生との婚約を認めている。