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海外男子

松山、暫定20位タイ発進! 初日は日没順延

2014年3月7日(金)午前11:10

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 松山英樹が左手首痛の不安を払拭した。

 世界ランク上位のプレーヤーだけが出場を許された世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第2戦、WGC-キャデラック選手権(フロリダ州ブルーモンスター at トランプナショナルドラル)は現地時間6日、第1ラウンドの競技が行われたが、悪天候で2時間以上の中断を余儀なくされた挙句、日没サスペンデッド。ホールアウトできた選手は6人しかいなかった。そんな中、前週のザ・ホンダ・クラシックを棄権した原因となった故障の回復度合いが心配された松山は10番からスタートし17ホールをプレーした。

 出だしの10番でバーディを奪ったもののショットが安定せず、11番、12番で連続ボギー。14番、17番でもボギーを叩き、3オーバーまでスコアを落としてしまう。それでも、折り返してからは持ち直し、1番をバーディとすると、4番パー3ではバンカーからチップインバーディを奪う。その後、8番のバーディパットを沈めたところでサスペンデッド。イーブンパーで暫定ながら首位に3打差の20位タイとまずまずのスタートを切った。

 大会前日にイン9ホールの練習ラウンドを行ったときには「もう大丈夫」と、ケガの不安を払拭していた松山だが、この日のラウンドはフェアウェイキープ率42.86%、パーオン率52.94%とショットが安定していたとは言い難い。

 もっとも、舞台は“ブルーモンスター”と呼ばれる難コース。さらに今大会は改造が加えられて選手たちを苦しめており、暫定首位タイの5人も3アンダーと全体的にスコアは伸びていない。ショットの調子が戻れば、まだまだ松山にも優勝のチャンスが残されている。

 暫定首位タイに立った5人の中では、今季好調のハリス・イングリッシュ(米)だけが3アンダー69でホールアウト。その他、昨季の全米プロゴルフ選手権王者、ジェイソン・ダフナー(米/16ホール終了)、ハンター・メイハン(米/14ホール終了)、フランセスコ・モリナリ(伊/13ホール終了)、パトリック・リード(米/11ホール終了)の実力者が3アンダーで並んでいる。

 優勝すれば世界ランクNo.1に躍り出る可能性があるアダム・スコット(豪)は10ホールを終えて2アンダーの暫定6位タイと好発進。これに対してスコットが優勝した場合、6位以下ならNo.1の座から転落するタイガー・ウッズ(米)は10ホールをプレーして2オーバーの暫定47位タイと出遅れている。

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