松山英樹が世界のトッププレーヤーに仲間入りした。

　全米オープン最終日にベストスコアタイの3アンダー67を叩き出し、初出場にして10位タイに入った松山は、大会終了後の米国時間17日発表の最新世界ランキングで、前週の64位から49位に浮上。実力が証明され、メジャーを中心に様々な大会の出場権が得られるトップ50に顔を出した。

　激戦となった全米オープン最終日を5バーディ、5ボギーのイーブンパー70で切り抜け、メジャー初優勝を飾ったジャスティン・ローズ（英）は5位から3位へとランクアップ。キャリアハイに並ぶポジションにつけた。

　最後まで優勝争いを繰り広げながら、またしてもタイトルを取れず、自身6度目の全米オープン2位（タイを含む）に終わったフィル・ミケルソン（米）も10位から6位に上昇。ミケルソンと共に2位タイに入ったジェイソン・デイ（豪）も26位から16位へとジャンプアップした。

　また、欧州ツアー、オープン ナジェッティ・ホテル＆ゴルフで優勝したサイモン・ソーントン（アイルランド）が753位から299位に躍進している。

　1位タイガー・ウッズ（米）、2位ローリー・マキロイ（北アイルランド）の上位2人に変動はなかったが、ローズが3位に浮上したことでアダム・スコット（豪）が4位に、マット・クーチャー（米）が5位にそれぞれ1つずつ順位を落としている。

　松山以外の日本勢は、藤田寛之が72位で変わらず、谷口徹が122位から124位に後退。石川遼は127位と前週から変動していない。