タイガーチャージならず 3日連続『70』で32位タイ
2013年3月3日(日)午前11:14
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フロントナインで3つスコアを伸ばし、いよいよ“タイガー劇場”のはじまりかと期待を抱かせたが、後半崩れタイガー・ウッズ(米)の上位進出はならなかった。
現地時間2日に行われた米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシック(フロリダ州、PGAナショナルGCチャンピオンC)第3ラウンドは、風が吹く難しいコンディションに見舞われた。そんな中、前日カットラインぎりぎりの65位タイで決勝ラウンドに進出したタイガーは、序盤の1番、3番でバーディを奪うと、8番もバーディとして猛チャージを予感させた。
しかし10番でバンカーにつかまりパーセーブに失敗。17番パー3では池につかまり痛恨のダブルボギーを叩き、結局前半の貯金を吐き出しイーブンパー70止まり。3日連続の『70』で通算イーブンパーに終わった。しかし上位陣のスコアが伸び悩んだため33ランクアップの32位タイに順位を上げることに。
「今日は5アンダーか6アンダーなら出せるんじゃないかと思っていた。そうすれば最終日は少なくてもトップと5打か6打差で行けただろうからね」とタイガー。だが現実は第3ラウンド終了時点で首位に並んだルーク・ガスリー(米)とマイケル・トンプソン(米)とは8打差。本人の思惑は大きく外れている。
それでも「さほど大差とは思わない」と強気なのは、昨年のこの大会で最終日『62』の猛チャージを披露して、優勝したローリー・マキロイ(北アイルランド)を追いつめた自負があるから。「ドライバーの調子が今ひとつ」というタイガーがショットのキレを取り戻せば面白いことになりそうなのだが…。