松山、暫定29位タイ発進 タイガーはあわやアルバトロスも大きく出遅れ
2015年1月30日(金)午後0:19
米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンが現地時間29日、アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を行ったものの、日没サスペンデッドが決定。松山英樹が2アンダー69でラウンドし、暫定29位タイ発進となった。
バッバ・ワトソン(米)、ビリー・ホーシェル(米)のトップ選手とのラウンドとなった松山は、出だしの3番をバーディとすると、7番、9番でもスコアを伸ばし、前半を3アンダーで折り返す。しかしバックナインに入り14番でスコアを落とすと、続く15番の第2打を池に入れるショットミスで連続ボギーとする。それでも最終18番でバーディを奪い返し、4バーディ、2ボギーの2アンダー69。
「最初は良いプレーできたんだけど、後半バタバタした。でも上がり良かったので明日につながる。14番、15番はドライバーが左にいってそこがうまくカバーできなかった。最後2ホールはうまく修正できた。パッティングは最後の方良く無かった」と振り返り、第2ラウンドに向けては「トップは伸びてくると思うので、雨も降って来たしグリーンもソフトになったし、しっかりと準備したい。良いスコアで回れたらいいな」と意気込みを語った。
一方、石川遼はアウトスタートの5番で約3.6メートルのバーディパットを沈めるも、7番でボギー。後半でもバーディとボギーを1つずつ記録し、2バーディ、2ボギーのイーブンパー71でラウンド。暫定65位タイからのスタートとなったが「不満というか悪いラウンドではなかった。ショットの方向性が見えてきたし、良い手応えはある」と好印象な様子。
一方で「(スイングリズムは)すごく早くなってしまうこともあったけど良いバランスで振れたけど今日はなかなかチャンスにつかなかった。グリーンも堅かったから、長い距離を残してしまうことも多く、バーディが2つしかとれなかった。練習ラウンドをした時からファーストバウンドが跳ねるのはわかっていた。今日は曇ってて湿気があったけど、普段練習してるところや日本よりボールが飛ぶ感じだった。一番手まではかわらないが半番手くらいは変わった。ドライバーは通常はキャリーで285くらいだけど、295、300くらい飛ぶ時もあった。13番、14番とティーショットをミスしたけど15番で修正できて良かった」とプレーを振り返った。 天気予報によると、2日目は雨になる可能性が高いが「今日の感じを続けていきたい。今日は良いラウンドが出来た」と話すように、なんとかスコアを1つでも伸ばしたいところだ。
暫定単独トップは、1イーグル、5バーディの7アンダー64と完璧なプレーを見せたライアン・パーマー(米)。1打差の暫定2位タイにはワトソンら3名、5アンダー66の暫定5位タイにはザック・ジョンソン(米)ら4名がつけている。
今大会で8月以来のツアー復帰を果たしたタイガー・ウッズ(米)は、4番パー3でダブルボギーを叩くなど前半は4オーバーで折り返す。しかし、13番パー5で第2打をピンそば約20センチにつけるスーパーショットを見せ、タップインイーグル。17番でもバーディを奪い、2オーバー73の暫定104位タイで初日を終えている。
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