【レッスン】「ホワイト・シャーク」グレッグ・ノーマンによるスイングの基礎「アドレス」を講義
2016年3月19日(土)午前11:28
世界のトッププレーヤーが、ドライバーショット・バンカーショット・アプローチショットなど、クラブ別、状況別のレッスンを紹介していく「ゴルフチャンネルアカデミー」。今回は、「ホワイト・シャーク」の異名を取り、世界で通算89勝を誇るグレッグ・ノーマンが、スイングの基礎となる「アドレス」についてアドバイスします。
ポイント1:グリップ
左右の手は自然な状態でグリップしよう
グリップは、スタンスをとる上で非常に重要。そして、皆さんは個々に体格などが違うのでアドレスも異なるということを理解してください。では、正しいグリップについてお話します。まずは左手。自分が立ち話をしている姿をイメージして立ち、腕を体の横に垂れ下げてみましょう(写真1参照)。私の場合は、ここで見下ろすと拳が2つ見えます。つまり私にとっては、拳が2つ見えることが最も自然な状態。体の横にクラブを置いて左手で持ち(写真2参照)、正面に戻しても拳が2つ見えるようにすれば良いのです。
そして右手です。左と同じく腕を自然に垂らした状態(写真3参照)からグリップ。親指と人差し指でできるVの字が、顎から右肩の間を指すようにします。できるだけ自然に手を添えてグリップすればインパクトでクラブをリリースすることができるでしょう。
左手甲と右手平を同調させよう
左手の甲と右手の平は、クラブのリーディングエッジであると考えてください。インパクトで手の向きとクラブヘッドは連動するので、グリップは非常に重要。左手の甲と右手の平は同調して動かなければなりません。
リラックスしてグリップしよう
グリップを握る強さは軽めが正解です。指を動かし、やさしく指同士をなでるようにトレーニングしてみましょう。私も緊張する場面では、フェアウェイを歩きながら親指が他の4本の指にかすかに振れるように動かしたものです。強く握ると流れるようなテイクバックができないので、軽くグリップすることを心がけましょう。
ポイント2:セットアップ
どんなショットでもボール位置は同じ
セットアップで一番重要なことはボールの位置です。アドレスで、ボール位置は左かかとの少し内側か、踵線上にくるようにしましょう(写真4参照)。そして、ドライバーからウェッジまで全てのショットでボールの位置は同じにすべきです。クラブは一本一本の機能が異なり、ロフト角も打ち出し角度も違います。構えた時のボールと身体の間隔も変わるので、それぞれのクラブで打つと、どのようなボールの弾道になり、どれくらい飛び、どの程度のスピン量になるかを理解する必要があります。それらを知る唯一の方法は毎回同じ場所にボールを置いてショットすることなのです。
ポイント3:ポスチャー
リラックスできる姿勢で構えよう
アドレス時のポスチャーは、リラックスできる形がおすすめです。一番心地良い位置で両足を構え(写真5参照)、腕は体の横に垂らし、お尻を突き出さずに力を抜いて、膝を少しだけ曲げここから腕が垂直になるまで腰を落としかがめます(写真6参照)。そして腕が垂直になったらところで両手を叩き、そこでグリップ。これで体のどこにも力が入っていない状態となります。体重は、両足のモモの内側から膝の内側を通り、土踏まずの下にかけるようにしましょう。
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