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北村晃一が教える転がりが良くなるパッティング術

2020年10月29日(木)午後0:22

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 皆さんはパッティングをするとき、何に一番重点を置いてストロークをしていますか?

 人によってそのポイントは違うと思いますが、僕の場合は“ボールの転がり”を一番大事にして打っています。何故なら、ボールの転がりが悪いと、せっかくラインに乗っていてもカップに届いてくれないことがあるからです。また、転がりが弱いと芝の影響を受けやすく、自分のイメージ以上に傾斜や芝目の影響を受けることがあるからです。

 転がりを良くするために意識しているのは、ボールの回転です。たとえソフトなタッチでも、正しい順回転で転がせば、ボールはグイッと伸びてくれます。

 順回転で転がすときに最も気を付けたいのは、手ではなくヘッドを前(飛球線方向)に出すことです。

 きちんと転がそうとすると、ついついヘッドよりも手元が前に出てしまうものですが、一生懸命手を前に出してもボールの回転は良くなりません。逆に、手よりもヘッドを前に出していけば、ボールに順回転が掛かりやすくなり、転がりが良くなるものなのです。

 問題はどうやって手が前に出て行かないようにするか?僕の場合は、パチンとボールを打つイメージでそれを実現しています(写真①~③)。ショットで言えば、パンチショットのような感じ。そうすれば、手がダラダラと前に出ていくことがなくなりヘッドだけが前に出ていくからです。

写真①~③

 その練習法としてオススメしたいのは、ボールよりも少し広めになるように2本のティーを差し、その手前にボールを置いてボールを打つドリルです(同④⑤)。

写真④⑤

 2本のティーがあることによってボールを打ったあとヘッドの動きは止まるわけですが、この練習を繰り返すことで自然とパチンと打つ動きが身に付き、手が前に出ていくこともなくなります。

 僕が見ていても、アマチュアゴルファーの中にも正しい順回転でボールを転がしていない人がたくさんいます。僕がやっているストロークが皆さんに合うかどうかはわかりませんが、「ボールの転がりが悪い」という人は、ぜひ一度試してみてください。上手くハマれば、カップインの確率が大幅に上がるかもしれませんよ。

北村晃一(きたむら・こういち)
1985年生まれ、神奈川県出身。神奈川・桐光学園時代は野球部に所属し、甲子園に2度出場。大学4年からプロを目指してゴルフを始め、卒業した翌年の09年にプロテスト合格。その後、ツアーの出場権をつかむことはできなかったが、14年の「九州オープン」では、小田孔明、宮里優作の実力者2人を逆転して優勝を飾った。17年に初シード獲得するも、18、19年はシード落ち。現在はチーム孔明に所属し、復活を目指す。父は弁護士、タレントとして活躍する北村晴男。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/10/23 発売号より転載)

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