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朝の練習は下半身の動きをチェック!矢野東

2021年10月7日(木)午後0:45

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 今回は、ラウンド前の練習についてお話をしたいと思います。

 練習のやり方については人それぞれで、プロの間でも、決まったやり方というのはありません。だから、皆さんにも「これが正解」というものを伝えることはできませんが、私自身が強く意識しているのは、スイングの良し悪しやショットの感触、球の行方ではなく、足の動きです。

 具体的には、地面の踏み方、踏む力を意識していて、コースでのスイングよりも少し大げさに、テークバックでは右足を踏み、ダウンスイングからインパクトにかけては右足を強く蹴りながら左足をしっかり踏むようにしています(写真①~③)。

写真①②③

 このような意識を持ってボールを打っているのは、コースに出たときも下半身リードのスイングをしたいから。下半身さえいつも通りに動かすことができれば自然とスイングも良くなると思っているからです。

 一方、腕やクラブの動きに意識がいってしまうと、どうしても体の動きそのものが悪くなりがちなので、スイングも崩れやすくなります。特にアマチュアゴルファーを見ていると、朝の練習場では、「いい球を打ちたい」、「芯に当てて遠くへ飛ばした」という気持ちが強いような気がしますが、「当てよう」とすること自体がスイングを崩す原因になるので気をつけてください。

 実際、「芯に当たる」というのは、いい動きをした結果。しかも、小手先ではなく大きな筋肉を正しく動かしたほうが当たる確率は高くなります。

 今回は、ラウンド前の練習法としてお話をしましたが、普段の練習でも、どのように腕を動かすかということよりも、下半身の動きを常にチェックしてみてはいかがでしょうか。

 スイングが安定するのはもちろん、プレッシャーが掛かるような場面でも、しっかりクラブが振ることができるようになりますよ。

矢野東(やの・あずま)
1977年7月6日群馬生まれ。日大3、4年時に多くのタイトルを獲得。2002年に初シードをつかみ、05年に初優勝。08年には10試合連続トップ10入り。この年2勝を挙げて獲得賞金が1億円を突破し賞金ランクも2位と躍進した。その後はケガに悩まされトーナメントからは遠ざかっていたが、20年のQTで1位通過。Sansan KBCオーガスタで4位タイに入るなど見事に復活を遂げた。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/10/1 発売号より転載)

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