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国内男子

前週Vの藤田が単独首位! 石川は12位タイ浮上、池田は大乱調

2012年9月21日(金)午後6:31

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 国内男子ツアーのアジアパシフィック パナソニックオープンは21日、兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。前週今季3勝目を挙げ、賞金ランクトップに立ったベテランの藤田寛之が、3つスコアを伸ばし通算10アンダーで単独トップに躍り出た。2年ぶりの優勝を目指す石川遼は、7バーディを量産し6アンダー65の好スコアをマークして通算6アンダー12位タイに浮上。一方で前日単独トップの池田勇太は5オーバー76の大乱調で通算4アンダー25位タイに後退している。

 先週のANAオープンゴルフトーナメントで今季3勝目を挙げた藤田が2週連続Vに向け絶好のポジションを確保した。この日首位に2打差の2位タイでスタートした藤田は前半、3バーディ、1ボギーで回り2アンダーで折り返すと、後半は17番までスコアカード通りの我慢のゴルフが続くも最終18番をバーディで締めて3アンダー68。後続に1打差ながら通算10アンダーでリーダーボードの最上段を射止めた。

 前日69位タイと出遅れた石川がこの日は一転、会心のゴルフを披露した。出だし1番こそボギーを叩き躓いたが、2番、3番で連続バーディを奪い立て直しに成功すると、6番、9番でもバーディを重ね3アンダーでハーフターン。後半も16番、17番で連続バーディを奪取するなど3つスコアを伸ばして6アンダー65でホールアウトした。通算6アンダーとし首位と4打差の12位タイまで順位を上げ、逆転優勝が可能な好位置まで巻き返している。

 一方、初日に9バーディ、ノーボギーの9アンダー62で回り単独首位に立っていた池田だが、後半にスコアを崩しみるみるうちに順位を下げていった。この日インスタートの池田は13番でダブルボギーを叩き最悪の滑り出しとなるも14番、18番でバーディを奪い返し前半はイーブンパーにとどまる。ところが後半に入ると4ボギー、1ダブルボギー(1バーディ)を叩いて5つスコアを落とし5オーバー76でフィニッシュ。決勝ラウンドは通算4アンダーの25位タイから巻き返しを図る。

 その他上位陣は、首位に1打差の2位タイに小田孔明、ジュビック・パグンサン(フィリピン)ら。さらに1打差の5位タイに谷原秀人、宮里優作、上平栄道がつけ、通算7アンダー8位タイにルーキーの川村昌弘、近藤共弘、片岡大育らが続いている。

 また、ディフェンディング・チャンピオンの平塚哲二は4オーバー75とスコアを落とし通算1オーバー81位タイで予選落ち。今季は米男子ツアーを主戦場とした今田竜二は通算イーブンパー73位タイでカットラインに1打及ばず決勝ラウンド進出を逃している。

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