国内男子ツアー、コカ・コーラ東海クラシックが27日、愛知県の三好カントリー倶楽部　西コースを舞台に開幕。ツアー5勝の高山忠洋が4アンダー68で回り、単独トップに立った。1打差の2位タイに平塚哲二、金亨成（韓）、貞方章男がつけ、2打差の5位タイには谷口徹、金庚泰（韓）、ルーキーの川村昌弘らが続いている。一方で石川遼、池田勇太は共に1オーバー73のラウンドで35位タイスタートとなった。

　今季初優勝を狙う高山はインスタートのこの日、序盤の12番で幸先良くバーディを奪うと14番でボギーを叩くも、すぐさま15番、16番で連続バーディを奪い返して2アンダーで折り返す。後半も2番、7番でバーディを重ね、2つスコアを伸ばしてリーダーボードの最上段を射止めた。

　また、ツアー10勝目を目指す池田は、フジサンケイクラシックから3週連続で2位（タイ含む）に食い込むなど調子を取り戻してきている。それでも優勝争いには絡むものの、勝利には手が届いていないだけに是が非でも勝ちたいところ。インからスタートしたこの日は、前半に1ダブルボギー、1ボギー（1バーディ）を叩き2オーバーで後半を迎えたが、2番、3番で連続バーディを奪取するなど1オーバー73にスコアをまとめた。

　池田と並ぶ35位タイには石川、藤田寛之、近藤共弘ら強豪勢が名を連ねた。石川（インスタート）は出だし10番でボギーを先行させると、16番、17番で連続ボギーを叩き2オーバーでハーフターン。さらに後半の6番までに3つのボギーを重ねスコアを落としたが、大事な上がり3ホールですべてバーディを奪い1オーバー73とし、明日につながるプレーでホールアウトした。現在賞金ランク首位の藤田も4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと調子が上がらず好スタートを切れずにいる。

　その他上位陣は、首位と3打差の14位タイに小田孔明、片山晋呉ら。イーブンパー72の22位タイに前週優勝の小林正則、小田龍一、ジェイ・チョイ（米）らがつけている。