池田今季初V 史上最年少でツアー10勝目達成! 石川は4位タイ
2012年10月7日(日)午後4:55
国内男子ツアーのキヤノンオープンは7日、神奈川県の戸塚カントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技が終了。ここまで3日間でトップを守ってきた池田勇太が3アンダー69をマークし通算17アンダーで逃げ切り、今季初勝利を完全優勝で飾った。3打差の2位タイには黄重坤(韓)と手嶋多一が入っている。
池田は最終日、アウトスタートの2番でバーディを先行させる。その後5番をボギーとするも7番でバーディを奪い返して1アンダーで折り返す。後半出だし3ホールはパープレーでスコアを伸ばせずにいる間、同じく最終組で回った手嶋が前半で2つスコアを伸ばし、12番を終えた時点で1打差まで迫っていた。
しかし池田は13番で会心のイーグル奪取。15番でボギーを叩いたものの16番でバーディを奪い返し、通算17アンダーで後続に2打差をつけ18番を迎える。勝負のかかった最終ホール、第1打をラフに打ち込み不安をのぞかせたが第2打をグリーンに乗せ見事リカバリー。バーディパットはわずかにピンを逸れたが、パーフィニッシュで今季初優勝を決めた。
この勝利で池田は尊敬する尾崎将司が保持するツアー10勝の最年少記録を26歳9か月で更新。さらに賞金ランキングでも2位に浮上した。「本当にいいラウンドができた。久しぶりに気持ち良かったね」と笑顔をはじけさせた池田は、シーズン終盤で一気にツアーの主役に舞い戻ってきた。
一方、約2年ぶりのツアー優勝を狙った石川遼は、3日目に6アンダー66を叩き出し2位タイからスタートしたが、1番でいきなりボギーを叩く。その後6番をバーディ、7番をボギーとし1オーバーで前半を終えると、後半も不安定なゴルフで3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばせない。結局、1オーバー73のラウンドでスコアを前日から1つ落とし通算11アンダー4位タイで大会を終えた。
その他の上位陣は、石川と並ぶ4位タイに上平栄道、通算10アンダーの単独6位に谷口徹が続き、さらに1打差の7位タイに藤田寛之、ブラッド・ケネディ(豪)、I・J・ジャン(韓)、金度勲(韓)が入った。また、前日まで上位につけていた丸山茂樹は、5つスコアを落として通算5アンダー22位タイに終わっている。