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寄せワンを確実に!軸のキープ&腕を胸に乗せることが成功のカギ 樋村隆二メソッド

2022年8月17日(水)午後1:18

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 グリーン周りのアプローチは、状況によって難しさが変わってきますが、アマチュアゴルファーが目指すべきは、花道からのアプローチで確実にワンパット圏内に寄せること。今回は、そのために実践してほしいことをお教えします。

 まずアドレスの体重配分です。アプローチの際は、「左足に体重を乗せろ」というアドバイスを聞いたことがある人も多いと思いますが、その通り、左足にしっかり体重を掛けることが大事です。さらに、体重を掛ける同時に、軸も真っ直ぐをキープすることが重要なポイントになってきます。

 アマチュアゴルファーでよく見かけるのは、左に体重を乗せてはいるものの、体が右に傾いて、正面から見ると体が「逆“く”の字」になっているケースです。

 このように体が右に傾いてしまうと、構えたときに上体が開いてしまい、クラブをインサイドに入り、ダウンでは円の最下点が手前に来てしまい、バンスが引っかかってチャックリに、またこれを防ごうとして外から鋭角にヘッドを入れてダフリに、もしくは手首をこねてトップにといろいろなミスが出てしまいます。

 そうならないためにも、左足に体重をかけると同時に、左足1本で立つような感じで、軸を真っ直ぐにしましょう。

 また、傾斜がある場合は、傾斜に対して垂直に構え、クラブも傾斜に対して真っ直ぐ動かしましょう。そうすれば入射角が安定して、ミスが激減します。

 次にスイングですが、ここでは手首でクラブを上げないように注意しましょう。手首だけで上げてしまうと、フェース面が管理できなくなり、この場合もいろいろなミスが出るからです。

 手の動きを抑える方法としてオススメなのは、構えたときに両腕を胸の上に乗せ、腕を乗せたままテークバックをスタートさせることです。脇を締めるのではなく、胸の上に腕を乗せる。そうすれば、手首を使わないで体の動きでで上げることができます。

 最初のうちは少しアウトサイドに上がっているような感じがするかもしれませんが、それでOK。このスイングが身に付けば、ダウンブローを維持した安定した入射角でインパクトできるようになり、スピン量も安定して距離感も合いやすくなります。

 最後に、アプローチのミート率を上げるドリルを紹介しましょう。

 やることは簡単。ティーアップしたボールを、ティーに触れずにボールだけを打つ練習です。

 手首をこねるなど入射角が不安定になると、ボールが左にいったり、ゴムティーを打ってしまったり。また、打ち急いでもボールだけをクリアに打つのは難しくなってしまいます。

 正しくミートするためにも、テークバックからフォロースルーまで、クラブは等速等圧で動かす(上げ下ろしのスピード、力加減を一緒にする)ことが大事。これをやることで、アプローチのリカバリー率がグッと上がってきますよ。

★CS放送ゴルフネットワーク「プレメンレッスン!Season4 樋村隆二メソッド #3」より(放送・見逃し配信中)

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