レッスン
スライスはテークバックで直す 植竹希望
2022年10月20日(木)午後2:05
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ドライバーショットで、なかなかボールが真っ直ぐ飛んでくれない。そういう悩みを抱えているゴルファーも多いのではないでしょうか。
原因は人それぞれで、その人のスイングを見てからでないと的確なアドバイスはできないのですが、スライス、フックを直すために、とりあえず試してみてほしいという方法があるので紹介したいと思います。
まず、スライスが出る人へのアドバイス。
ボールが右に曲がってしまう原因としてよく見られるのは、インパクトのとき手元が先行してヘッドが遅れ気味になり、フェースが開いた状態でボールに当たってしまうケース(写真①)です。
こういう場合は、手よりも先にヘッドを当てるようなイメージで打つ意識を持つようにすることです。ただし、その調整はダウンスイン~インパクトではなく、テークバックでやることをオススメします。
スライサーの場合、テークバックでインサイドに引いてしまう人が多いので、それを防ぐために、右手を伸ばしっぱなしで、少し吊るような状態にして、最低でも右足の前あたりまでクラブを真っ直ぐ引いてみてください(同②)。そうするだけで、インパクトで手元が先行する現象は収まります。
一方、フックが出るのは、ダウンスイングで上体が前に突っ込んでしまい、下半身が止まって手首を返してしまうケース(同③)が多いように思います。
こういう場合は、インパクトまでボールをしっかり見ることを意識してみてください。
上体が突っ込むのを我慢して下半身を先に回す(同④)と、手元が先に出やすくなるので、ヘッドが少し遅れて入ってくるようになるはず。そうすれば、手首の返りすぎを防ぐことができます。
最初にお伝えしたように、全員に効くかどうかはわかりませんが、スライス、フックが止まらないという人は、一度試してみてください。
植竹希望(うえたけ・のぞみ)
1998年7月29日、東京都生まれ。2017年プロテストを一発合格(89期)し、プロ転向。同期の黄金世代の選手たちに遅れを取っていたが、2020-21シーズンに潜在能力を開花させ、初のシード権を獲得。2022年4月に行われたKKT杯バンテリンレディスオープンでは、吉田優利、小倉彩愛、西村優菜とプレーオフを戦い、6ホール目で決着を付け、念願のツアー初優勝を掴んだ。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/10/14 発売号より転載)
原因は人それぞれで、その人のスイングを見てからでないと的確なアドバイスはできないのですが、スライス、フックを直すために、とりあえず試してみてほしいという方法があるので紹介したいと思います。
まず、スライスが出る人へのアドバイス。
ボールが右に曲がってしまう原因としてよく見られるのは、インパクトのとき手元が先行してヘッドが遅れ気味になり、フェースが開いた状態でボールに当たってしまうケース(写真①)です。
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写真①
こういう場合は、手よりも先にヘッドを当てるようなイメージで打つ意識を持つようにすることです。ただし、その調整はダウンスイン~インパクトではなく、テークバックでやることをオススメします。
スライサーの場合、テークバックでインサイドに引いてしまう人が多いので、それを防ぐために、右手を伸ばしっぱなしで、少し吊るような状態にして、最低でも右足の前あたりまでクラブを真っ直ぐ引いてみてください(同②)。そうするだけで、インパクトで手元が先行する現象は収まります。
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写真②
一方、フックが出るのは、ダウンスイングで上体が前に突っ込んでしまい、下半身が止まって手首を返してしまうケース(同③)が多いように思います。
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写真③
こういう場合は、インパクトまでボールをしっかり見ることを意識してみてください。
上体が突っ込むのを我慢して下半身を先に回す(同④)と、手元が先に出やすくなるので、ヘッドが少し遅れて入ってくるようになるはず。そうすれば、手首の返りすぎを防ぐことができます。
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写真④
最初にお伝えしたように、全員に効くかどうかはわかりませんが、スライス、フックが止まらないという人は、一度試してみてください。
植竹希望(うえたけ・のぞみ)
1998年7月29日、東京都生まれ。2017年プロテストを一発合格(89期)し、プロ転向。同期の黄金世代の選手たちに遅れを取っていたが、2020-21シーズンに潜在能力を開花させ、初のシード権を獲得。2022年4月に行われたKKT杯バンテリンレディスオープンでは、吉田優利、小倉彩愛、西村優菜とプレーオフを戦い、6ホール目で決着を付け、念願のツアー初優勝を掴んだ。
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