池田勇太が、大逆転の賞金王獲得に向けて意欲を燃やしている。

　28日開幕の国内男子ツアー、マイナビABCチャンピオンシップ（兵庫・ABCゴルフ倶楽部)に出場する池田は、先週のブリヂストンオープンで最終日に62の好スコアをマークして逆転優勝。見事に大会連覇を飾り、賞金ランキングも4位に浮上した。

　だが、同ランキング首位に立つ金庚泰（韓/1億2,026万5,314円）との差は約2,930万円。その間には2位の藤田寛之（1億325万427円）、3位の石川遼（9,585万7,779円）もおり、9,096万2,164円の池田は残り5試合に全精力を注ぐ。

　マイナビABCチャンピオンシップの優勝賞金は3,000万円。予選ラウンドの組み合わせも、金庚泰とルーキーながらランキング7位と健闘している薗田峻輔と一緒とあって、ライバルの前でいいプレーをして重圧をかけたいところ。残り試合はビッグプライズが目白押しで、「ここから本物の強さを見せたい」と胸を張った池田は、手首痛で欠場した昨季同大会の教訓から体調も万全だ。

　石川、藤田らランキング上位陣はすべて出場。44歳のディフェンディング・チャンピオン鈴木亨も、現在賞金ランキング87位と低迷しているだけに一発逆転を狙いたいところ。