池田勇太が、自らがホストを務める国内男子ツアー、ブリヂストンオープンゴルフトーナメント（20?23日／千葉県、袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース）に3連覇をかけて挑む。

　自身が用具契約を結ぶブリヂストンが冠スポンサーを務める今大会。地元・千葉が舞台となった昨季大会で連覇を果たした時には胴上げで祝福された。そして口にしたセリフが「この大会は2回でも3回でも何度でも勝ちたい。それができるのは今、俺しかいない」というものだった。

　今季はまだサン・クロレラ クラシックの1勝だけだが、相性抜群の地元大会に不安はない。予選ラウンドの組み合わせは、アジアンツアーでも実力を見せる平塚哲二と、選手会長の宮本勝昌。ツアーを盛り上げる宿命を背負った3人の中でも、今大会では特に責任感を抱える池田のキレのあるショットに期待したい。

　一方、今季未勝利に苦しむ石川遼も負けてはいない。先週の日本オープンゴルフ選手権競技に勝ったペ・サンムン（韓）には、獲得賞金額で約5,000万円の差をつけられたが、それでもランキングは2位をキープ。「最終戦まで逆転の可能性を持って行きたい」と言い切っており、まだまだ大逆転での賞金王タイトル獲得を諦めたわけではない。逆襲への足がかりとするべく、今大会に挑む。

　また、米男子ツアー2勝の実力を誇り、ブリヂストンの契約選手でもあるブラント・スネデカー（米）も参戦。今季は4月に行われた同ツアーのザ・ヘリテージで4年ぶりの優勝を果たすなど好調なだけに怖い存在だ。