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阿久津未来也、下りラインのパットはカップ手前の仮想カップを狙う

2024年7月25日(木)午後0:37

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 パッティングで最も大事なのは、距離感。その距離感を合わせるために、自分なりの振り幅の基準を設けています。

 また、ラインについては、ある程度のところまでは真っすぐ転がり、そこから曲がっていくというラインをイメージします。そしてそのために、ボールからラインを引くというよりも、カップからそれを逆算します。

 具体的には、ボールがカップに入る地点から、曲がるであろう地点まで線を引き、その曲がる地点をターゲットにします。その方が、ターゲットが明確になり、打ちたい方向に真っ直ぐ構えられます。あとは、そのターゲットに向かって緩まないように打つだけです。

 上り、下りとも同じ方法でカップを狙いますが、下りの場合、上りとは少し違う距離感の合わせ方をします。

 例えば、下りの6ヤードの場合。6ヤードを打つ感覚でストロークしてしまうと、どうしても緩みのミスだったり、タッチが合わない原因になってしまうからです。

 これは、僕ならではの感覚によるものなのかもしれませんが、下りはある程度ボールが転がって、最後は傾斜の影響でボールを惰性で転がしたいと考えています。だから、手前まで転がして、最後は惰性でコロコロとカップの近くまでいってくれればいいというくらいの感覚でタッチを考えています。

 もう少し具体的にいうと、カップまで6ヤードだったとしたら、傾斜の度合いにもよりますが、自分がターゲットとしてイメージするのは4ヤード辺り。そこに仮想のカップを置き(写真①)、そこまでを緩まないようにしっかりヒットしています(同②③)。

写真①
同②③

 カップの手前でボールが止まりそうだけど、最後にコロコロ転がってカップに吸い込まれるというイメージを持って打つと、下りでも3パットはなくなるはず。ぜひ試してみてください。

(取材協力:千葉県・太平洋クラブ市原コース)

阿久津未来也(あくつ・みきや)
1995年3月17日、栃木県生まれ。作新学院1年の2010年に「関東ジュニア」で優勝。その後、日本大に進学し、4年の時は「日本学生」を制覇した。2017年にプロテスト合格。同年、「日本プロゴルフ新人選手権」で優勝。21年に初シード獲得。23年は賞金ランク27位。得意のパッティングを武器に、今季初優勝を目指す。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/7/19 発売号より転載)

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