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国内男子

池田、ムービングデーに11位タイまで浮上! 石川は22位タイ

2012年4月21日(土)午後5:30

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 予選ラウンドを終え通算2アンダー41位タイで辛くも予選突破を決めた池田勇太が、ムービングデーに大きく順位を上げた。

 国内男子ツアー今季第2戦、つるやオープンゴルフトーナメントは21日、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。首位に立ったのは通算14アンダーでH・リー(韓)。3打差の単独2位には藤田寛之がつけた。

 今季始めから肉体改造に挑み、アジアンツアーで調整を続けて国内ツアーに臨んだ池田。開幕戦となった東建ホームメイトカップ後には「それなりの結果になったと思う」と手応えを口にしつつも、優勝争いに加わる事はできなかった。そして迎えた今大会も、初日44位タイ、2日目41位タイと、トレーニングの成果を成績に反映出来ずに苦しんでいた。しかし、ムービングデーとなったこの日、池田はこれまでと打って変わって安定感抜群のゴルフを披露した。

 10番からスタートすると14番で最初のバーディを奪い、その後17番でもバーディを重ねて折り返すと、1番から3連続バーディ。その後はスコアカード通りのプレーで終えるも、ノーボギーの5アンダー66。順位も通算7アンダー11位タイまで浮上し、最終日のチャージでさらなる上位進出を狙う。

 また、50位タイからスタートした石川遼は、4アンダー67で回り通算5アンダー22位タイまで順位を上げた。大目標としていた今季のマスターズでは、20歳でのチャンピオンどころか屈辱の予選落ちを喫するなど、調子の定まらない石川だったが、前半で2つスコアを伸ばすと、後半8番までに3バーディを奪う。しかし、最終9番でボギーを叩きホールアウト。勢いに乗りきれず首位から9打差と、優勝は絶望的な状況で最終日の戦いに挑む。

 その他では、2位タイからスタートした藤田寛之が通算11アンダーとし単独2位に。1打差で前日首位の小田龍一、一昨年の賞金王金庚泰(韓)ら5人が3位タイ、初日首位の片山晋呉、上井邦浩が通算9アンダーの8位タイにつけている。

 昨年は近藤共弘が通算19アンダーまでスコアを伸ばしたが、連日トップが入れ替わる混戦模様となった今大会、果たしてバーディ合戦を制し栄冠に輝くのは誰か? 最終日の戦いに注目したい。

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