金庚泰がバースデイV! 池田は1打及ばず単独2位
2012年9月2日(日)午後4:42
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国内男子ツアーのフジサンケイクラシックは2日、山梨県の富士桜カントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日26歳の誕生日を迎えた金庚泰(韓)が5バーディ、2ボギーの3アンダー68で回り、通算8アンダーとして逆転で今季初優勝を飾った。7位タイからスタートした池田勇太は、一時首位タイに立つも金庚泰に1打差の単独2位に終わった。
降雨のためスタート時間が30分遅れた最終日。前日首位に3打差の4位タイにつけた金庚泰は13番まで2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、そこから一気にギアを上げる。14番、15番で連続バーディ奪取に成功すると、通算7アンダー首位タイで迎えた最終18番では、バンカーから放った第2打でグリーンを捉えるとバーディパットを沈めて単独トップに浮上。その後、最終組のプラヤド・マークセン(タイ)が金庚泰に追いつくことが出来なかったため、自らの誕生日を祝うツアー通算5勝目を手にした。
トップと5打差の7位タイから今季初勝利を狙った池田は、出だし直後の2番から3連続バーディを奪うと、6番でもバーディを重ねて一気に優勝争いに加わる。8番、9番でボギーを叩き一歩後退するも、後半の12番、14番でバーディを奪取して首位タイに浮上。その後16番パー3で池につかまり痛恨のボギーを叩いたが、最終18番をバーディで締めて再び首位タイに並んでホールアウトした。それでも金庚泰が最終ホールでバーディを奪ったため、単独2位フィニッシュ。ツアー史上最年少での通算10勝目は次週以降にお預けとなった。
その他、首位に2打差の通算6アンダー3位タイにマークセンと藤田寛之。通算5アンダー単独5位に兼本貴司、通算4アンダー6位タイに近藤共弘、金亨成(韓)らが入った。注目のルーキー藤本佳則は1アンダー70で回り、通算2オーバー22位タイで4日間の競技を終えている。