国内男子ツアー、TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙は7日、三重県の涼仙ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。上平栄道がノーボギーの9アンダー63と圧巻のゴルフを展開し、通算15アンダーで単独首位に立つ中、この日5位タイでスタートした池田勇太がノーボギーの6アンダー66で回り、首位に2打差の2位タイに浮上した。ここ2試合連続で予選落ちしていた石川遼は4つスコアを伸ばし、通算8アンダー27位タイで予選突破を決めた。

　前日5位タイと好発進を切った池田がこの日も会心のゴルフを披露した。インからスタートすると、出だし2ホール連続でバーディを奪い快調な滑り出しを見せる。その後13番、17番、18番でバーディを重ね5アンダーで折り返すと、後半はパープレーが続く我慢のゴルフとなるも1つスコアを伸ばして6アンダー66でホールアウト。通算13アンダーとして好ポジションで決勝ラウンドを迎えることになった。

　米男子ツアー挑戦からの帰国後、2週連続で予選落ちを喫していた石川だったが、今週は72ホール戦えることになった。インスタートの前半こそ、1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、後半に入ると一変する。1番でバーディを奪うと、3番でもバーディを加え、最終9番でイーグル奪取に成功。4アンダー68でフィニッシュし、通算8アンダーで前日の36位タイから27位タイに順位を上げた。

　その他上位陣は、池田と並ぶ通算13アンダー2位タイに金庚泰（韓）、呉阿順（中）、H・W・リュー（韓）がつけ、通算12アンダー単独6位に小田孔明が続いた。前日単独トップの佐藤祐樹は通算11アンダー7位タイ、片山晋呉は金亨成（韓）らと並び通算9アンダー17位タイで予選ラウンドを終えた。注目のルーキー藤本佳則は石川と同じく通算8アンダー27位タイで予選通過、現在賞金ランク2位の藤田寛之はカットラインぎりぎりの通算5アンダー53位タイで決勝ラウンドに進出している。

　一方で、ベテランの平塚哲二が通算2アンダー90位タイ、武藤俊憲が通算イーブンパー107位タイ、諸藤将次が通算2オーバー119位タイで予選突破ならず。その他、主催者推薦で出場した元プロ野球選手の桑田真澄と立浪和義は下位での予選落ちとなった。