レッスン
河本結、体を使ってクラブを上げることを意識 どんなレベルの人でもできるフェードの打ち方
2023年2月16日(木)午前10:19
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前回、「アドレスとテークバックの始動を変えるだけで簡単にドローが打てる」というお話をしました。
ドローを打つときのポイントは、いつもよりボールから少し離れて立ち、ボールを若干左寄りに置き、テークバックをややインサイドに引くという3つです。
一方、フェードを打つ場合は、その逆をやればいいということを覚えておいてください。
具体的には、いつもより少しだけボールに近づきます。そうすると自然と手元が上がる、いわゆるハンドアップ気味になり、上体も起き上がります。その結果、スイングプレーンがタテ気味になってフェードが打ちやすくなります。
また、ボールを真っ直ぐ打ち出して右に曲げるために、ボールを少し右寄りに置きます。
さらにテークバックでは、ストレートボールを打つときよりも外側にクラブを上げていきましょう(写真①)。
このときに意識してほしいのは、クラブを手だけで上げるのではなくて、体を使って上げることです(同②)。意識としては、肩のラインごと上げていく感じです。そうすると、プレーンが自然とタテ振りになって、真っ直ぐ出て少し右に曲がるボールが出るようになります。
実際、ドローにしてもフェードにしても、このやり方で大きく曲がるということはありません。特に私の場合、もともとフェードヒッターなので、ドローの打ち方をしても極端に左に曲がることはありません。
ただ、この打ち分け方を知っておくと、たとえばフェードヒッターなら、右サイドがOBのときでもしっかり振り抜くことができます。
最初は遊び半分でいいので、練習場で試して見てください。ゴルフがさらに楽しくなるかもしれませんよ。
(取材協力:茨城県・金乃台カントリークラブ)
河本結(かわもと・ゆい)
1998年8月29日、愛媛県生まれ。5歳から競技を始め、愛媛・松山聖陵高を経て、日本体育大に進学。2018年に下部ツアーで年間4勝を挙げ賞金ランク1位に。同年プロテストに合格。ルーキーイヤーの19年、「アクサレディス」で早々とツアー初優勝を飾る。20年から米ツアーに参戦。21年5月からは国内ツアーを主戦場にした。弟の河本力もプロゴルファーとして活躍。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/2/10 発売号より転載)
ドローを打つときのポイントは、いつもよりボールから少し離れて立ち、ボールを若干左寄りに置き、テークバックをややインサイドに引くという3つです。
一方、フェードを打つ場合は、その逆をやればいいということを覚えておいてください。
具体的には、いつもより少しだけボールに近づきます。そうすると自然と手元が上がる、いわゆるハンドアップ気味になり、上体も起き上がります。その結果、スイングプレーンがタテ気味になってフェードが打ちやすくなります。
また、ボールを真っ直ぐ打ち出して右に曲げるために、ボールを少し右寄りに置きます。
さらにテークバックでは、ストレートボールを打つときよりも外側にクラブを上げていきましょう(写真①)。
写真①
このときに意識してほしいのは、クラブを手だけで上げるのではなくて、体を使って上げることです(同②)。意識としては、肩のラインごと上げていく感じです。そうすると、プレーンが自然とタテ振りになって、真っ直ぐ出て少し右に曲がるボールが出るようになります。
同②
実際、ドローにしてもフェードにしても、このやり方で大きく曲がるということはありません。特に私の場合、もともとフェードヒッターなので、ドローの打ち方をしても極端に左に曲がることはありません。
ただ、この打ち分け方を知っておくと、たとえばフェードヒッターなら、右サイドがOBのときでもしっかり振り抜くことができます。
最初は遊び半分でいいので、練習場で試して見てください。ゴルフがさらに楽しくなるかもしれませんよ。
(取材協力:茨城県・金乃台カントリークラブ)
河本結(かわもと・ゆい)
1998年8月29日、愛媛県生まれ。5歳から競技を始め、愛媛・松山聖陵高を経て、日本体育大に進学。2018年に下部ツアーで年間4勝を挙げ賞金ランク1位に。同年プロテストに合格。ルーキーイヤーの19年、「アクサレディス」で早々とツアー初優勝を飾る。20年から米ツアーに参戦。21年5月からは国内ツアーを主戦場にした。弟の河本力もプロゴルファーとして活躍。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/2/10 発売号より転載)
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